女性や障がい者の、自立のために

パレスチナでは、たび重なる戦争によって、一家の働き手である男性を失った家族が多く存在します。子どもを抱え、特別な技術を持たない女性たちが生計を立てることは容易ではありません。難民は場所によっては職業制限もあり、特に女性や陣がい者の就職先はほとんどありません。そのため、家にいながら、時間的にも自由に作業が出来る刺しゅうは女性の収入源として重要な役割を果たしています。

「私はレバノン内戦で夫を旱くに亡くしたの。その当時は小さい4人の子どもを抱えて途方にくれてしまったわ。でもその後、「子どもの家」のセンターで刺しゅうの仕事をするようになって、子どもたちを育ててきたの。どんなに辛くても嫌なことがあっても、家にじっとしているよりセンターに来て仕事をしたほうが気晴らしになるもの。」
 
生まれつきの難聴を抱えるソメイヤさんは、アトファルナろう学校を卒業した後、職業訓練を受けアトファルナで働き始めました。不安と喜びを持ちながら、元気に仕事をしています。
「新製品の最初の一つ目を作るときは不安になるの。だけどそれを乗り越えれば大丈夫。新しいものを作れるようになったときは嬉しいのよ。」