20161029.jpg パレスチナ難民500万人、シリア難民500万人
中東の危機は、今や世界全体に突き付けられた問題です。

パレスチナ・ガザ地区では、2014年夏のイスラエル軍による軍事侵攻によって10万人が家を失いました。その後、封鎖された状況下で復興は遅れ、未だに6万5千人が半壊した家などでの避難生活を続けています。また、例年、冬は嵐や洪水に見舞われ、更なる困窮状態に置かれる人たちが多くいます。軍事侵攻で負傷した子どもたちへのリハビリ支援などに加え、避難を続ける人たちがこの冬を乗り切るために衣食住の緊急支援が必要です。

人口400万人のレバノンには、パレスチナ難民を含む120万人がシリアから避難し、人口の1/4が難民という異常事態です。当会が活動を続けてきたパレスチナ難民キャンプにも多くが流入し、人口過密と生活困窮に拍車がかかっています。夫を失ったり一家が離散したりして収入がない避難生活、積雪のある山岳部で健康状態が悪化する乳幼児を抱えている母親、学校をやめて働かざるを得ない子どもたち、一日一食まで切り詰めて暮らす人たちなど冬を目前にして大変に厳しい状況があります。シリア危機は悪化の一途を辿る中、少しでも生きる希望を届ける支援が必要です。

ぜひ、皆様のご支援とご協力をお願いいたします。

winter activities 2016.jpg

キャンぺーン募金はこちらから