ガザ緊急支援

(ガザ 2014年7月。一時停戦の合間に荷物を運ぶ)

2014年7月7日、イスラエル軍によるガザへの軍事侵攻が始まりました。封鎖されたガザに、51日間にわたって空と陸から激しい爆撃が繰り返されました。
ガザは6年間に3回もの軍事攻撃に晒されています。2014年は過去の攻撃をはるかにしのぐ激しさで、大きな破壊と犠牲がもたらされました。
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活動概要

期間2014年7月~実施中
場所パレスチナ・ガザ
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爆撃が行われている最中の2014年7月末から、現地のパートナー団体と一緒に緊急支援を開始し、現在も継続しています。

現在の活動

2015年以降は子どもたちへの支援を中心に支援を行っています。

子どもの訪問診療

封鎖されたガザでは医療設備や医薬品が不足しています。医師、理学療法士などがチームを組んで、戦争で負傷し、後遺症などが残っている子ども250人の訪問診療、リハビリ器具の提供を行っています。


ガザ緊急支援 訪問診療(YouTube 4分34秒)

補習クラスの実施

戦争後の教育現場の混乱により、学力低下が懸念される子どもたちのため、ガザ北部のベイトラビヤ、南部ハンユニスで実施しています。


ガザ緊急支援 補習クラス(YouTube 2分39秒)

青少年の社会参加プログラム

ガザの若者層の失業率は60%を超えています。将来に希望が持てず、閉塞感にさいなまれている若者たちが、自尊心を取り戻し社会に参加できるようサポートしています。

越冬支援

半壊家屋・コンテナ仮設住宅での避難世帯を中心に越冬支援物資を提供しています。

農家の再興支援

戦争中~停戦直後の活動

炊き出し(2014年7~10月中旬)

当会が開校から支援している「アトファルナろう学校」で、障がいを抱えるスタッフが調理・配給し、障がい者を抱える330世帯に10週間、肉入りピラフとヨーグルトなどを提供。

緊急物資の配布

「ナワール児童館(CFTA)」、「保健連合(UHCC)」と連携し、1,400世帯の避難世帯に、炊事用のプロパンガス・コンロ、鍋釜包丁、食器、洗濯洗剤、たらい、衛生用品、缶詰などの緊急食糧を配布。

越冬支援

- 744世帯に毛布2枚配布

子どもの居場所と心理サポート

- 一時停戦中から「ナワール児童館」で、9月から「アトファルナろう学校」で子どもの居場所設置、1154人が参加。
- ろう学校で990人の子どもに給食を提供。
- 975人の子どもに健康診断実施。
- 負傷した子どもの訪問診療。
- 500人に冬物衣料を配布。
- 1417人に通学用かばんと文具のセットを配布。
- 破壊された幼稚園(2館)の修復。

農業再開支援

冬の作付時期に間に合うよう、147世帯の農家に野菜苗や肥料などを配布。

ガザ緊急支援

ガザで起きていたこと~証言集

「子どもたちの証言」
2014年8月の一時停戦中に撮影された、「ナワール児童館」の子どもたちの声です。爆撃が子どもの心理に与える影響がうかがえます。


ガザの子どもたちの証言(YouTube 4分47秒)

「聴覚障がい者ハーシムさんの証言」
「ある夜、何かが起きていると感じて外の様子を見に行くと、そこらじゅうに爆弾の閃光が見えました。家を出ることに迷いもありましたが、この危険な地区から逃げなければと決意しました」。聴覚障がい者ハーシムさんは、家族と死を覚悟する数日間を過ごしました。(2014年10月)


ハーシム・ガザルさん インタビュー(YouTube 7分23秒)

「ガザ市民の戦争日記」
「子どもたちは怯えている。『パパ、なにが起こっているの?』と。何と説明しようか...。どうやったら、ガザ地区全土が戦争の最前線になっていて、激しい軍事行動が行われていると説明できるだろう?...」。2014年7月、絶え間ない攻撃の中、ガザの市民がインターネットで現地情勢を発信し続けました。

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活動レポート

軍事侵攻から2年のガザー取り残される人たち [サラーム No.107 2016.10.29] (PDF 3607KB)
いまだ6万5千人が避難生活を送るガザ。攻撃により家族を失い障がいを負った子どもたちへの医療支援をレポートします。
負傷した子どもたちへのガザ リハビリ支援とその成果/洪水被災者、漁師の生計支援 [サラーム No.105 2016.3.26] (PDF 1.8MB)
2014年の戦争で負傷した子どもたちの訪問診療を開始して9か月。対象者250人のリハビリの経過と成果をみてみました。
ガザの私たちが世界に伝えたいこと マジダ・エルサッカさん [サラーム No.103 2015.7.18] (PDF 3.00MB)
2014年の軍事侵略から約1年後、2015年6月にCCPの長年のパートナー団体「CFTA」のマジダ・エルサッカさんを日本に招き、ガザの今について話をしてもらいました。
ガザの緊急医療支援 訪問診療を待つ子どもたち [サラーム No.103 2015.7.18] (PDF 2.67MB)
 
ガザ 瓦礫と弾痕の中で [サラーム No.102 2015.3.21] (PDF 1.44MB)
10万人もの人が避難生活を余儀なくされている、停戦半年後のガザの様子。「緊急事態はまだ続いている」。
ガザの状況と支援活動 [サラーム No.104 2015.11.14] (PDF 1.66MB)
復興まで17年かかる(国連)といわれるほどのダメージを受けたガザ。一方、子どもの訪問診療では...。「専門家による定期的なアフターケアが受けられるようになって、著しい回復を見せるケースが、特に幼い子どもに多く出ています」。
破壊されたガザで、子どもと家族を支えます [サラーム No.101 2014.11.15] (PDF 1.21MB)
2014年10月、ようやくガザに入ることができた日本人スタッフによる現地報告です。「ガザの生活と支援は賽の河原の石積みのように、積んでは壊される、を繰り返しています」。
ガザの生命と希望を守りたい 即時停戦のため、あきらめずに声を上げましょう [サラーム No.100 2014.7.19] (PDF 1.76MB)
この号の編集途中でガザへの攻撃が始まりました。パレスチナ子どものキャンペーンが支援してきたナワール児童館、アトファルナろう学校、そして篤農家たちにも無差別爆撃が行われたのです。