東北被災地子ども支援

(ガザから届いた応援の絵と一緒に。「大槌町こどもセンター」内)

パレスチナ子どものキャンペーンは2011年3月11日の東日本大震災と津波の直後、3月21日に岩手県に入り、3月25日から大槌町で支援を開始しました。
大槌町は町の半分以上が津波で浸水し、中心部で大火災が広がりました。15,000人の住民の一割が亡くなったり行方不明になられ、人的被害は陸前高田に次いで県内2番目という大きさでした。町長以下、役場職員の1/3も犠牲になられました。

活動概要

期間2011年3月~2016年11月
地域岩手県上閉伊郡大槌町

中東で行ってきた活動の経験を活かし、「子ども支援」、「生活支援」、「コミュニティ・エンパワーメント」を柱とする地元密着型の支援を行いました。

生活支援

生活支援

- 避難所、仮設住宅、在宅被災世帯への炊き出し
- 物資配布、仮設住宅への収納家具設置
- 仮設住宅でのイベント開催、女性グループの組織化支援

炊き出しは3ヶ所の避難所や仮設住宅の他、支援の手が届いていなかった在宅被災世帯向けにも行いました。仮設住宅への収納家具設置では、地元の業者に製造を依頼し、全2,100戸に提供しました。

写真の洗浄・返却

写真の洗浄・返却

- 津波で流失し拾得された写真・アルバムの整理と清掃
- 写真の返却: 写真展の開催、データベース化(30万枚分)と大槌町への寄贈

パレスチナ難民への長い支援経験から、思い出を失くすことの大きな喪失感を知っていた当会では、2011年3月末から膨大な写真の整理に着手しました。洗浄・返却にはのべ3,000人に及ぶボランティアの方々にご協力をいただき、3,800人以上の方に写真を返却することができました。データベースと持ち主不明の現物写真は2012年、大槌町に移管しました。データベースは、大槌町の数か所で町民の方々に見ていただいています。

子ども支援~「大槌町こどもセンター」開設へ

子ども支援

- 避難所で子どもテント設置
- 通学バスの添乗と宿題の指導
- 「大槌こどもセンター」の建設(2012年4月22日落成)

混乱する被災地では子どもたちが「我慢」をしていました。子どもたちが安全に遊べ、大人も安心していられるように、避難所や仮設住宅に子どもの居場所を作り、見守りを行いました。

大槌町は被災以前から高齢化・過疎化が進んでいた地域です。町の将来は若い世代がどれだけ残るかにかかっていますが、震災によって町を離れる人が目立ちました。
当会では長期的な展望を持って子ども支援を形にするため、「こどもセンター」を建設しました。2012年4月に落成式を迎えたセンターは、同年9月に大槌町教育委員会に移管され、町の事業になっています。毎日50人ほどが宿題をしたりイベントに参加したりしています。現在も保育者の支援など、大槌町こどもセンターの運営支援を続けています。

パレスチナからのメッセージ

パレスチナからのメッセージ

(ガザから東北に向けてエール!)

震災の後、パレスチナからたくさんの励ましのメッセージが届きました。

メッセージを読む

現地レポート


大槌町からのメッセージ [サラーム No.104 2015.11.14] (PDF 1.59MB)
大槌町婦人会会長、安渡公民館館長に、今の大槌町の様子をお話しいただきました。
大槌町からの報告 [サラーム No.99 2014.3.15] (PDF 1.16MB)
震災から3年、「こどもセンター」に通う子どものお母さんにお話しを聞きました。
大槌町からの報告 [サラーム No.98 2013.11.16] (PDF 0.69MB)
震災から2年半、ガザの子どもたちが送ってくれた絵を「こどもセンター」に届けました。
岩手・大槌町から [サラーム No.96 2013.6.8] (PDF 1.11MB)
盛り土の作業を前に、津波の被害に遭った小学校など建物の取り壊しが始められました。
3・11を前にして── 大槌からの報告 [サラーム No.95 2013.3.9] (PDF 1.13MB)
震災から丸2年、保育士さんが「こどもセンター」と大槌町の様子を聞かせてくれました。
被災地の子どもたちのいま [サラーム No.94 2012.11.17] (PDF 0.75MB)
震災から1年半、学校や幼児教育の関係者から子どもたちの様子を聞き取りしました。
岩手大槌の夏 [サラーム No.93 2012.8.25] (PDF0.83MB)
震災から2度目の夏、「こどもセンター」では毎日30人の子どもたちが元気に過ごしています。
岩手県大槌町にこどもセンターが完成し、落成式を行いました。 [2012.4.22] (PDF 0.73MB)
「こどもセンター」落成式の様子をお伝えします。
岩手県大槌町での支援活動 [サラーム No.91 2012.2.18] (PDF 0.92MB)
仮設住宅で迎える初めての冬。現地では「こどもセンター」設立に向けた取り組みが始まりました。
夏の岩手県大槌町活動報告 [サラーム No.90 2011.9.24] (PDF 0.42MB)
震災から半年後、避難所は閉鎖され、仮設住宅での新たな生活と支援が始まりました。
パレスチナ子どものキャンペーンの東北子ども支援 [サラーム No.89 2011.6.11] (PDF 0.40MB)
発災から3か月間、CCPの動きと活動の全容を報告します。

岩手県大槌町での活動状況(2011年6月の様子)
活動開始直後の町と、炊き出し、子どもテント、写真洗浄の様子をお伝えします。