厳しい冬の前に、燃料配布を計画中です

2018年

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11月に入り、寒さが本格的になってきました。レバノンでは、シリアから避難してきた人たちが、厳しい冬を覚悟して過ごしています。特に山間部では、道路沿いのあちこちにバラックやテントで生活している人たちが目につきます。シリア内戦が始まってから7年以上たち、国際的な関心も支援も減る中で、これまで村の民家などに間借りしていた人たちが、家賃を払えずにテント生活に戻ってきているのです。薄いビニールしか、外気をさえぎる物がないお宅も訪問しました。また二部制の遠くの学校に通うために、朝6時の通学バスに乗る子どもや、同じ兄弟でも午後のクラスのために、夜8時にならないと帰ってこないなどという話も聞きました。

パレスチナ子どものキャンペーンでは、12月初めごろに、こうした家族への燃料配布を計画しています。

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ベイルートのシャティーラ難民キャンプ内の幼稚園では、翌日近所の自動車修理工場を見学する子どもたちが、自動車をテーマに学習していました。シャティーラキャンプはもともとパレスチナ難民のキャンプでしたが、いまではシリア人の他、様々な国から逃れてきた人が生活しています。