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その他の支援

その他の支援 その他の支援

イスラエル国内にもアラブ系住民約150万人が暮らしています。彼らはイスラエル国籍を持つものの、ユダヤ系ではないため、さまざまな差別を受け、特に近年は社会の排他的風潮のもとで疎外されています。
イスラエル南部のネゲブ地域では、これまでも少数派として差別や迫害を受けてきた遊牧民のベドウィンたちが、都市計画の推進による放牧地や居住地の破壊、土地の強制収容、都市部への強制的な定住などを強いられています。

マイノリティ支援の概要

期間 2015年~
場所 イスラエル・ネゲブ地域

現在の活動
イスラエルのNGO「ネゲブ共生フォーラム」と協働し、差別的な扱いを受けているベドウィンの支援、アラブ系・ユダヤ系住民の平等と共存を目指す活動を行っています。

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期間 2015年~
場所 イスラエル・
ネゲブ地域

現在の活動
イスラエルのNGO「ネゲブ共生フォーラム」と協働し、差別的な扱いを受けているベドウィンの支援、アラブ系・ユダヤ系住民の平等と共存を目指す活動を行っています。

  • 子どもたちの写真撮影を開催

    子どもたちが写真を撮ってカレンダーにしたり、写真展をしています。家屋が破壊されたり、いままでの生活環境が脅かされる、子どもの目線で何気ない日常の様子を写真に収めるということで、記録活動にもなっています。

    その他の支援
  • 村の子育てや
    スポーツや映画上演会を開催

    イスラエルのNGO「ネゲブ共生フォーラム」と協働し、差別的な扱いを受けているベドウィンの支援、アラブ系・ユダヤ系住民の平等と共存を目指す活動を行っています。新しい共存の理念と人々の尊厳を作り出そうとするその姿勢に共感し、子どもや女性を中心とした活動、サッカーや映画上映会などのイベントを共催しています。

    その他の支援

ガザ農業支援

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ガザは長年の占領に加えて、封鎖による人・物の出入り制限やたび重なる軍事侵攻で産業基盤が破壊され、人口の8割が援助物資に頼った生活を送っています。生産活動の促進と食糧自給率の向上、封鎖された状況でも持続できる農業モデルの確立を目指して、ガザで農業の支援事業を展開しています。

ガザが抱える農業の問題開く

ガザは年間降雨量が200ミリ前後、夏は暑く乾燥し、冬は冷たい雨が降ります。 穀物はあまり穫れませんが、本来なら野菜や果物はほぼ自給できます。 しかし、占領と封鎖による専門的知識・技術の不足、農業行政の機能不全、その他、以下のような様々な問題を抱えています。

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封鎖と破壊の影響開く

ガザの農業用地は175K㎡ありましたが、少なくともその25~30%がイスラエルの戦車やブルドーザーで破壊されました。
また、イスラエルとの境界線の内側に沿った幅600メートルの範囲は、イスラエルが安全保障確保のために「バッファゾーン」(無人地帯)としていますが、元はガザの農地全体の25%にあたる土地でした。"武装勢力が果樹園や農地からロケット弾を発射するのを防ぐ"という理由で果樹は切り倒され、その結果ガザの柑橘類の生産量は10年間で10分の1に減ってしまいました。
物資の出入りが厳しく制限されるため、農業資材も不足しています。 (数字は2009年のデータ)

深刻な水の汚染と水不足開く

ガザには大きな川が無いことや、人口の増加などで、飲み水や生活用水、農業用水が不足し始めています。
地下水は、過剰な汲み上げの結果、海水が流れ込んで塩分濃度が高くなり、飲用や農業用水には適しません。また、下水処理の不備による地下水や海水の汚染も進んでいます。
国連は、近い将来ガザでは水が無くなると報告しています。

ガザ農業支援の概要

期間 2015年~
場所 ガザ

現在の活動
「パレスチナ農業開発協会」や在来種の自家採種に取り組んでいた地元の女性グループ「農村女性による開発の会(RWDS)」の組織化を支援し「種子バンク」を設立。食料自給を目指し、技術指導などを実施。

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その他の支援

期間 2015年~
場所 イスラエル・
ネゲブ地域

現在の活動
「パレスチナ農業開発協会」や女性グループと一緒に食料自給を目指し、技術指導などを実施。

  • 種子バンクの設立

    -地元女性グループのエンパワーメント
    -専門家による技術支援
    -資材の提供

    ガザでは作物の種子もほとんどイスラエルに頼っていました。在来種の自家採種に取り組んでいた地元の女性グループ「農村女性による開発の会(RWDS)」の組織化を支援して「種子バンク」を設立しました。自家栽培の種子は市販の種より収穫量は劣るものの、土地に合った強さを備えています。
    収穫した種子は栽培・販売の他、農業研修など他の事業でも活用されています。

    その他の支援
  • 若手農業人材の育成

    大学農学部卒の若者を対象にした10か月間の研修を毎年行いました。大学の実習農地は軍事侵攻で破壊されたため、野菜や果樹の育苗を中心に、農場での実習に力を入れています。研修で栽培した苗は、小規農家や深刻な戦争被害を受けた農家、学校などの施設に配布しました。

    その他の支援
  • 農業技術の伝播・推進

    -農家の能力強化研修
    -日本人専門家の派遣
    -展示農場の開設

    研修ではコンポストや減農薬・減肥農業など環境保全型の農業技術を指導しています。また日本から専門家を派遣し、土壌由来の伝染病や荒天に強い野菜苗の"接木技術"の指導を行いました。実習農場を開放し、展示農場には1年で800人以上の農業関係者が見学に訪れています。

    その他の支援
  • 節水型農業の普及

    -節水型農業の指導・普及
    -家庭雑配水再利用の指導・普及

    水不足や水の汚染が深刻なガザで、簡易土壌水分計を用いた節水型農業や、ろ過装置を用いた家庭雑配水の再利用の指導と普及を図りました。
    その他、井戸の掘削や「環境保全型農業ガイド」、各種農業技術の紹介リーフレット、節水農業の成功事例集の作成・配布などを行っています。

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支援活動のレポート

  • 2013年ガザ農業支援事業 進む農家と研修生の関係づくり

    [サラーム No.98 2013.11.16] (PDF 0.67MB)

    人材育成は農業事業の大きなテーマの一つです。研修生が育苗の一連の流れを経験し、農家と対話することにも重点を置いています。研修生の声を紹介します。

  • ガザ農業支援事業

    [サラーム No.96 2013.6.8](PDF 2.36MB)

    現地NGOのパレスチナ農業開発協会と共に進めてきた人材育成、育苗による農地復興、水資源保全、農業技術普及など、2年目の成果をご報告します。

  • 水資源・普及・接木 ガザ農業事業2年目の取り組み

    [サラーム No.92 2012.5.18] (PDF 0.76MB)

    2011年 3月に開始したガザ農業事業も2年目へ。研修農場での実習時間数をさらに増やし、日本が得意とする"接木技術"を育苗活動へ導入するなどの取り組みを行います。

  • 「苗も人も育てる」ガザの農業事業

    [サラーム No.91 2012.2.18] (PDF 0.80MB)

    「種子バンク」(自家採種)から始めた農業支援。人材育成と苗作りを中心とした本格的な事業に拡大して1年目のレポートです。

  • 軌道に乗ったガザの農業事業

    [サラーム No.90 2011.9.24] (PDF 0.34MB)

    2011年3月に始まったガザの農業研修事業は半年が過ぎました。座学だけではなく、圃場での実地訓練や農業関連施の視察などを採りいれた実習プログラムにも力を入れています。

  • アハマド・スーラーニさん来日報告会

    [サラーム No.90 2011.9.24] (PDF 0.14MB)

    ガザから来日したパレスチナ農業開発協会のアハメド・スーラーニさんによる、農民たちへの支援、女性と農民によるがコミュニティ開発支援などについてのお話です。

  • ガザ 種子バンク:食料の確保と翌年の生産が可能に

    [サラーム No.88 2010.11.20] (PDF 0.55MB)

    種子バンク事業の参加者、地元の草の根NGO「RWDS」、技術指導のパレスチナ農業開発協会などが振り返りの会議を開きました。

  • 農業支援を始めます

    [サラーム No.84 2009.10.17] (PDF 0.36MB)

    封鎖で種子さえ入ってこない中、たくさんの種類の野菜の種子を自家栽培・保存し、広める「種子バンク」プロジェクトがスタートしました。

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