ガザの人道危機が10か月を超えました。
39,667人以上の犠牲者と9万人以上の負傷者、1万人以上の
中東全体の情勢悪化の一方で、ガザ現地の報道が減り、犠牲者が増
現地職員やパートナー団体の奮闘で、当会ではガザで炊き出しや給
昨日は、ガザ市と北部、中部で、食料配布を実施しました。
ガザ市と北部ではヨルダンで調達してガザに入れた食料(油や砂糖
中部ではガザ内で調達した物資(野菜や油、調味料、缶詰など)。
国連人道支援室(UNOCHA)によると、ラファへの地上侵攻が始まった5月6日以降、ガザに物資を搬入したトラックの台数は、急激に減っている。5月3日340台、4日290台、5日128台だったが、それ以降は0台の日が続き、一番多かった5月31日でも74台だった。
6月の合計は234台でしかない。これは、戦闘が始まった昨年10月以降で、10月に次ぐ少なさである。
その結果、急激に健康、栄養状態が悪化している可能性が高い。
WHO-FAOはガザを世界的な"飢餓 Hotspot"とした。ガザでは人口の100%が食糧危機状態で50%が壊滅的な危機としている。また、子どもの9割が1日1食と推定されている。
エジプトからようやく入った飲料水と毛布を急いで配布しています。
ガザでは水の汚染と塩化が進んでいて、井戸水さえ飲むことができないため、きれいなミネラルウォーターは特に病気の人や乳児に重要です。
また海に近い砂浜でのテント生活は、夜気温が急激に下がるので、
間に合わなかったと思った毛布は十分に役立つそうです。
ラファへの大規模侵攻が迫り大変心配な現在、
子どもたちの屈託のない笑顔に胸が痛みます。
#即時停戦 #ガザ #飢餓 #パレスチナ #人道支援活動 #人道危機
*ガザ緊急支援募金はこちら https://congrant.com/project/ccpjapan/9248/
*オンライン報告会など団体ホームページはこちら https://ccp-ngo.jp/
*YouTube「ガザ速報」随時配信中 https://youtu.be/0TySoH3BR9o
ラマダンの中、ガザでは人口の4人に1人以上にあたる68万人が飢餓状態にあると国連が報じています。
パレスチナ子どものキャンペーンでは、1月5日以来ラファで炊き出しを続けていて、毎日1,200人分の温かい食事を提供しています。あわせて、ラマダンに入ってからは、毎週「スフール」という夜明け前の食事のために、パンやヨーグルト、ホンモスという豆のペースト缶詰なども提供しています(ラマダンでは日の出から日没まで飲食をしないため、夜明け前の食事は非常に重要です)。
スフールを受け取りに来たアズくんは12歳。北部に住んでいましたが爆撃で父親を亡くし、母親と5人の兄弟姉妹とラファで、簡易テントで暮らしています。
爆撃が続く中、北部からガザ市に避難し、その後国連の学校で生活しましたが、南部への退避命令のためヌセイラートで2か月過ごし、そこも安全でなくなったためにラファにたどり着きました。水も食料も不足しているため、この食料配布に母も兄弟も計り知れないほど喜んでいると話してくれました。
#パレスチナ #ガザ #Gaza #Palestine #緊急支援 #人道支援 #人道危機 #即時停戦 #子ども #ラマダン #スフール
3月4日、ガザでは15人の乳児が病院で餓死したという報道がありました。
物資の搬入が南部で25%以上、北部では50%以上も止められていて、先週末には、物資搬入のトラックを待っていた人たち100人以上が、発砲などで亡くなったと言われます。北部へは特に支援が届いておらず、人々は極限状況にまで追い込まれています。
ガザでは、5,500人の女性が来月出産予定。南部のエミレーツ病院では、一晩に78人が5台しかない分娩台で出産を余儀なくされています。また、2歳未満の90%、妊娠・授乳中の女性の95%が深刻な食料不足という危機的状況が続いています。一日も早い停戦を!
私たちは、ガザ南部ラファで炊き出し支援など緊急支援を行っています。ガザ緊急支援募金も受付中です。詳細は、以下のリンクをご覧ください。
また、YouTubeで「ガザ速報」を配信中です。ぜひチャンネル登録をお願いいたします。
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上:生後4日目の赤ちゃん(8月) ガザには現在5万人の妊婦がいる©︎CCP Japan
下:ガザ南部で行っている炊き出し支援
当会はガザ現地で国連から燃料を受け取れるようになりました。
その燃料を提供することで、給水車を動かすことができるようにな
1月10日の報告会では、現地の最近の様子とこうした様々な支援
能登での大地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。
苦境にあるパレスチナからも心配する問い合わせをもらっていることをお伝えします。
そのガザでは、先月中旬から母子保健事業の診療所が南部ラファで再開し、多くの子どもや妊婦、家族が受診して、爆撃と飢餓の中で生き延びるために必死に苦闘している人たちの支えとなっています。この事業は過去3年半以上当会が支援して継続しているものです。
エジプトからの物資搬入が軌道に乗りました。第一陣の食料などの梱包作業がたくさんのエジプト人のボランティアが参加してくれて進んでいます。
飲料水、液体牛乳、缶詰、チーズ、デーツ、小麦粉などです
この他に毛布もあります。
一週間ほどでラファとの国境に着く予想です 爆撃が続く中、必死で生きている子どもたちの生命をつないぐため活動を続けます。
ガザには714校での学校がありました。その内訳は公立校392校、UNRWA267校、私立55校でした。
また、ガザの児童生徒は625,000人で、教員は22,564人でした。
しかし、10月7日以降の爆撃と地上侵攻により、パレスチナ自治政府の教育省は11月6日に休校を宣言し、現在、学校機能は停止しています。
12月最初の時点で、7,729人の子どもが死亡し、1400人以上が行方不明になっており、教員209人が死亡しています。
図書館や幼稚園など教育関係の339施設が破壊されました。
学校については、公立校では368校(86%)が完全に破壊、もしくは半壊状態にあり、UNRWA校では65校が爆撃されました。また133校が避難所になっています。
10月から新学年が始まったばかりでしたが、子どもたちはずっと教育を受けることができていません。
ガザでは子どもたち全員が恐怖と飢餓の中で生活していて、外傷を負ったり心理的な傷を抱えています。
パレスチナ子どものキャンペーンでは、避難所でのレクリエーション活動や心理サポート、遊びの提供などを行っていますが、一秒でも早い停戦が必要です。
このたびは、パレスチナ子どものキャンペーンへご寄付をいただきありがとうございました。心から御礼申し上げます。
ガザ緊急支援のご寄付については、12月22日時点で、すでに約1500万円分が現地での物資配布と現金給付、子ども支援の活動に充てられました。
物資配布と現金給付については、合わせて1000世帯(約1万人)の目標のうち半数以上の家庭にお届けしていて、爆撃の隙間をみながら、NGOスタッフが献身的に活動しております。
現地では物資が限られているために物の値段が何倍にもなり、着の身着のままで逃れてきた人たちは現金も底をついているため、この支援は人々の命綱になっております。また、避難所での子どものための支援活動も続けています。
エジプトからの物資搬入も進めていて、年内に700万円分の物資がガザに入る予定です。エジプトからの物資配布は年明けにも継続します。
物資搬入が許可されている限られた現地団体と調整していますが、エジプト側の輸送能力や倉庫不足などの問題に加えて、イスラエル側で物資を一つ一つチェックするため、通過には非常に時間がかかります。検問所の前にはトラックの長い行列が続いているため、順番待ちの状況です。
ガザでは2万人以上が犠牲となり、人口の8割以上が家を無くしました。連絡を取っている現地の人のほとんどが家を失い、家族を失っています。また連絡が取れなくなっている人たちも多く、これまで支援をしてきた子どもたちの安否を確かめることも難しい状況です。
現在、できるだけ生の現地情報を日本社会に伝えるための活動を続けています。毎日YouTubeやホームページでお知らせをしていますので、ぜひご覧ください。
本年も大変お世話になりました。2024年は人々に笑顔が戻ることを切に願っております。
皆様どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
2023年師走
認定NPO法人パレスチナ子どものキャンペーン
ガザの連日の空爆の中で、多くの市民が犠牲となっています。
140万人が避難民となり、70万人が国連の学校などで避難生活
ガザ南部でも空爆が続くため、北部に戻る人々が出ている中、
昨日はジャバリア難民キャンプで大規模な空爆がありました。
こうした状況でも、限られた空間と時間、物資不足の中で、
当会の長年のパートナーであるNGO団体は命がけで活動していま
アトファルナろう学校は、障がい者500世帯に物資配布を行って
ナワール児童館も避難者を受け入れるだけでなく、現金配布を実施
一方、教育事業のパートナーであるTCCは、避難所で子どものレ
こうした活動を支えるため、当会では募金を呼びかけています。
本当に必要なのは停戦ですが、ライフラインを支える活動も必要で
皆様が、それぞれの場所で、それぞれの活動を進めてくださること
なお、当会ではYouTubeで、国連人道支援室(UNOCHA
現地職員などからの声を毎日紹介しています。
写真)上から 子ども支援と物資配布
ガザのアル・アハリ・アラブ病院での凄惨な殺害について 国連人権高等弁務官フォルカー・テュルクより
「言葉にならない。今夜、ガザ市のアル・アハリ・アラブ病院が大規模な攻撃を受け、患者や医療従事者、病院周辺に避難していた家族など、数百人が殺害された。またしても最も弱い立場の人々が犠牲になった。これはまったく容認できない。
また、今日の午後、ガザ中央部のアル・マガジ難民キャンプにあるUNRWAの学校が攻撃され、少なくとも6人が死亡した。この学校は、避難を求める約4000人の避難所となっていた。
病院は神聖なものであり、何としても守らなければならない。
この大虐殺の全容はまだわからないが、暴力と殺戮を直ちに止めなければならないことは明らかだ。
影響力を持つすべての国は、この恐ろしい状況に終止符を打つために全力を尽くさなければならない。一般市民は保護されなければならず、人道援助が緊急に必要な人々に届くようにしなければならない。
責任の所在が明らかになった者は、その責任を問われなければならない。」 *原文「UN Human Rights Chief Volker Türk on horrific killings at Al Ahli Arab Hospital in Gaza」はこちら
アントニオ・グテーレス国連事務総長 声明 on X (2023/10/18)
「本日、ガザの病院が攻撃され、パレスチナ市民数百人が殺害されたことに恐怖を感じ、強く非難する。私の心は犠牲者の家族とともにある。病院と医療関係者は、国際人道法の下で保護されている。」
国連人道支援室速報 No.11 (2023年10月17日)
ガザ地区:死者数3,000人 (Al Ahli Arab 病院の死傷者を除く)、負傷者数12,500人
西岸地区:死者数61人、負傷者数1,230人
イスラエル:死者数1,300人、負傷者数4,229人
キーポイント
・この速報が作成された時点(22:00)で、ガザのAl Ahli Arab病院で数百人の死者が出たことが報告された。この病院では、安全な避難所を求める患者や国内避難民(IDP)を受け入れていた。
・戦闘が11日目に入り、イスラエルによるガザへの空、海、陸からの激しい砲撃は、ほとんど途切れることなく続いている。ガザ保健省によると、この20時間の間(17時30分現在)で192人のパレスチナ人が死亡し、ガザ地区での累積死者数は、少なくとも853人の子どもを含む3,000人に達した( Al Ahli Arab 病院の死傷者を除く)。さらに数百人が瓦礫の下敷きになっているとみられている。
・ガザの国内避難民の数は約100万人と推定され、そのうちの約35万2,000人が、ガザ中央部と南部のUNRWAの学校のみに滞在し、ますます悲惨な状況に置かれている。本日(10月17日)午後、約4,000人の国内避難民が避難しているガザ中心部のアル・マガジ難民キャンプにあるUNRWAの学校がイスラエル軍の空爆を受け、少なくとも6人が死亡した。
・国連人権事務所の報道官は17日、「ガザ南部に移動しようとした市民が爆発物によって攻撃され、死亡したという恐ろしい報告がある」と述べ、イスラエルに対し、「市民や市民の物を標的にしたり、地域砲撃や無差別、不均衡な攻撃を行ったりしないよう」求めた。
・ガザの完全包囲は続いている。ラファ検問所は閉鎖されたままであり、エジプト側で待機している食料、水、医薬品などの切実に必要とされている人道支援物資が入ることを妨げている。
国連人道問題担当事務次長補は本日(10月17日)、殺戮の中断とともに、援助物資の輸送を可能にする人道的な戦闘停止措置の必要性を強調した。
・ガザでは、7日連続で全面停電が続いている。本日、世界保健機関(WHO)は、ガザ最大の病院(Shifa)に現地で備蓄していた燃料をなんとか届け、あと数日間は発電機を稼働させることができるようになった。他の病院においても、必要最低限の容量で稼働している。
・すべてのニーズ(飲料、調理、衛生)に必要な水の平均消費量は、ガザでは現在、一人当たり一日3リットルと推定されている。安全でない水源からの水の消費量が増えており、死亡や感染症の発生の危険性がある。
・パレスチナの武装集団によるイスラエル人居住区への無差別ロケット砲発射は続いているが、イスラエル人による新たな死者は報告されていない(10月17日21時現在)。イスラエル当局によると、イスラエルでは全体で1,300人以上のイスラエル人と外国人が死亡しており、その大部分は10月7日に死亡した人たちである。
・ガザでは、イスラエル人や外国人を含め、少なくとも199人が拘束されている。10月16日、国連のマーティン・グリフィス緊急救援部長は、ガザで深刻化する人道危機とイスラエル人人質の行方について深い懸念を表明し、「彼らは直ちに解放されなければならない」と強調した。
・ヨルダン川西岸地区では、10月15日午後以降、イスラエル軍が3人のパレスチナ人を殺害し、10月7日以降のイスラエル軍と入植者による死者数は、子ども16人を含む61人となった。
国連人道支援室速報 No.11 (2023年10月17日)
ガザ地区:死者数3,000人 (Al Ahli Arab 病院の死傷者を除く)、負傷者数12,500人
西岸地区:死者数61人、負傷者数1,230人
イスラエル:死者数1,300人、負傷者数4,229人
キーポイント
・この速報が作成された時点(22:00)で、ガザのAl Ahli Arab病院で数百人の死者が出たことが報告された。この病院では、安全な避難所を求める患者や国内避難民(IDP)を受け入れていた。
・戦闘が11日目に入り、イスラエルによるガザへの空、海、陸からの激しい砲撃は、ほとんど途切れることなく続いている。ガザ保健省によると、この20時間の間(17時30分現在)で192人のパレスチナ人が死亡し、ガザ地区での累積死者数は、少なくとも853人の子どもを含む3,000人に達した( Al Ahli Arab 病院の死傷者を除く)。さらに数百人が瓦礫の下敷きになっているとみられている。
・ガザの国内避難民の数は約100万人と推定され、そのうちの約35万2,000人が、ガザ中央部と南部のUNRWAの学校のみに滞在し、ますます悲惨な状況に置かれている。本日(10月17日)午後、約4,000人の国内避難民が避難しているガザ中心部のアル・マガジ難民キャンプにあるUNRWAの学校がイスラエル軍の空爆を受け、少なくとも6人が死亡した。
・国連人権事務所の報道官は17日、「ガザ南部に移動しようとした市民が爆発物によって攻撃され、死亡したという恐ろしい報告がある」と述べ、イスラエルに対し、「市民や市民の物を標的にしたり、地域砲撃や無差別、不均衡な攻撃を行ったりしないよう」求めた。
・ガザの完全包囲は続いている。ラファ検問所は閉鎖されたままであり、エジプト側で待機している食料、水、医薬品などの切実に必要とされている人道支援物資が入ることを妨げている。
国連人道問題担当事務次長補は本日(10月17日)、殺戮の中断とともに、援助物資の輸送を可能にする人道的な戦闘停止措置の必要性を強調した。
・ガザでは、7日連続で全面停電が続いている。本日、世界保健機関(WHO)は、ガザ最大の病院(Shifa)に現地で備蓄していた燃料をなんとか届け、あと数日間は発電機を稼働させることができるようになった。他の病院においても、必要最低限の容量で稼働している。
・すべてのニーズ(飲料、調理、衛生)に必要な水の平均消費量は、ガザでは現在、一人当たり一日3リットルと推定されている。安全でない水源からの水の消費量が増えており、死亡や感染症の発生の危険性がある。
・パレスチナの武装集団によるイスラエル人居住区への無差別ロケット砲発射は続いているが、イスラエル人による新たな死者は報告されていない(10月17日21時現在)。イスラエル当局によると、イスラエルでは全体で1,300人以上のイスラエル人と外国人が死亡しており、その大部分は10月7日に死亡した人たちである。
・ガザでは、イスラエル人や外国人を含め、少なくとも199人が拘束されている。10月16日、国連のマーティン・グリフィス緊急救援部長は、ガザで深刻化する人道危機とイスラエル人人質の行方について深い懸念を表明し、「彼らは直ちに解放されなければならない」と強調した。
・ヨルダン川西岸地区では、10月15日午後以降、イスラエル軍が3人のパレスチナ人を殺害し、10月7日以降のイスラエル軍と入植者による死者数は、子ども16人を含む61人となった。
国連人道支援室速報 No.11 (2023年10月17日)
ガザ地区:死者数3,000人 (Al Ahli Arab 病院の死傷者を除く)、負傷者数12,500人
西岸地区:死者数61人、負傷者数1,230人
イスラエル:死者数1,300人、負傷者数4,229人
キーポイント
・この速報が作成された時点(22:00)で、ガザのAl Ahli Arab病院で数百人の死者が出たことが報告された。この病院では、安全な避難所を求める患者や国内避難民(IDP)を受け入れていた。
・戦闘が11日目に入り、イスラエルによるガザへの空、海、陸からの激しい砲撃は、ほとんど途切れることなく続いている。ガザ保健省によると、この20時間の間(17時30分現在)で192人のパレスチナ人が死亡し、ガザ地区での累積死者数は、少なくとも853人の子どもを含む3,000人に達した( Al Ahli Arab 病院の死傷者を除く)。さらに数百人が瓦礫の下敷きになっているとみられている。
・ガザの国内避難民の数は約100万人と推定され、そのうちの約35万2,000人が、ガザ中央部と南部のUNRWAの学校のみに滞在し、ますます悲惨な状況に置かれている。本日(10月17日)午後、約4,000人の国内避難民が避難しているガザ中心部のアル・マガジ難民キャンプにあるUNRWAの学校がイスラエル軍の空爆を受け、少なくとも6人が死亡した。
・国連人権事務所の報道官は17日、「ガザ南部に移動しようとした市民が爆発物によって攻撃され、死亡したという恐ろしい報告がある」と述べ、イスラエルに対し、「市民や市民の物を標的にしたり、地域砲撃や無差別、不均衡な攻撃を行ったりしないよう」求めた。
・ガザの完全包囲は続いている。ラファ検問所は閉鎖されたままであり、エジプト側で待機している食料、水、医薬品などの切実に必要とされている人道支援物資が入ることを妨げている。
国連人道問題担当事務次長補は本日(10月17日)、殺戮の中断とともに、援助物資の輸送を可能にする人道的な戦闘停止措置の必要性を強調した。
・ガザでは、7日連続で全面停電が続いている。本日、世界保健機関(WHO)は、ガザ最大の病院(Shifa)に現地で備蓄していた燃料をなんとか届け、あと数日間は発電機を稼働させることができるようになった。他の病院においても、必要最低限の容量で稼働している。
・すべてのニーズ(飲料、調理、衛生)に必要な水の平均消費量は、ガザでは現在、一人当たり一日3リットルと推定されている。安全でない水源からの水の消費量が増えており、死亡や感染症の発生の危険性がある。
・パレスチナの武装集団によるイスラエル人居住区への無差別ロケット砲発射は続いているが、イスラエル人による新たな死者は報告されていない(10月17日21時現在)。イスラエル当局によると、イスラエルでは全体で1,300人以上のイスラエル人と外国人が死亡しており、その大部分は10月7日に死亡した人たちである。
・ガザでは、イスラエル人や外国人を含め、少なくとも199人が拘束されている。10月16日、国連のマーティン・グリフィス緊急救援部長は、ガザで深刻化する人道危機とイスラエル人人質の行方について深い懸念を表明し、「彼らは直ちに解放されなければならない」と強調した。
・ヨルダン川西岸地区では、10月15日午後以降、イスラエル軍が3人のパレスチナ人を殺害し、10月7日以降のイスラエル軍と入植者による死者数は、子ども16人を含む61人となった。
ガザ現地スタッフ、ハリールの昨晩のメッセージをお届けします。
「私と家族は、いまのところ無事です。
しかし、逃げるすべを持たない知人からの電話がかかっています。
何とかしてあげたいけれど、私にも助けるすべがありません。
みんなが手のひらに自分の名前を書いています。
遺体の身元確認ができるようにするためです。
この瞬間にも死ぬかもしれないと、みんな考えているのです」
#stopwar #hopepeace