• レバノンの食糧危機
    ウクライナの港から小麦の輸出がようやく始まり、最初の船はレバノンに向かっているという報道がありましたが、レバノ...
    レバノンの食糧危機
    レバノンの食糧危機

    ウクライナの港から小麦の輸出がようやく始まり、最初の船はレバノンに向かっているという報道がありましたが、レバノンの食料事情がどれだけ深刻なのでしょうか。


    レバノンでは、小麦の輸入の8割をウクライナに依存しており、また2年前の港の大爆発事故で食糧貯蔵庫が使用不可になったことで、小麦の輸入、流通と主要な食品であるパンの生産、供給に多大な影響が出ています。
    2週間前から、政府の補助金が出ているパンを購入するために、毎日パン屋の前で長時間行列を作り待たなければならない状況が発生しています(写真)。山間部にあるパレスチナ難民キャンプでは、3日間にわたりパンが入手できなくなりました。


    ベイルートの市民によると「5時間待つこともあります。これ以外に私にできることはありません。先週は3日間パンなしで生活した日もあったんです。」
    パン屋の主人「16日前からこの大行列ができるようになっていて、武器やナイフを持ち出す人もいます。」


    経済危機が発生して以降、レバノン国内では分断が進んでいます。当局はその要因の一つに人口の5分の1を占めるシリア難民の存在を挙げていることもあり、レバノン国内では難民に対するヘイトスピーチが増加し、シリアへ帰るよう呼びかける声も増えているのです。一部のパン屋がレバノン人にしかパンを販売しないケースや、店の前の行列をシリア人とレバノン人で分けるケースが報道されています。


    大量のパンを買い占めてブラックマーケット(適正値段の2倍以上の値段)で売っているシリア人がいることから、「こういった状況の中で優先されるのは『レバノン国民』です」とのある県知事の発言も、分断を激化させるのではと危惧されます。

    fb220803.jpg

  • ベイルート港爆発から2年、倉庫倒壊の危険も
    2020年8月4日に発生したベイルート港大規模爆発事故から2年になりました。200人以上が死亡、6000人以上...
    ベイルート港爆発から2年、倉庫倒壊の危険も
    ベイルート港爆発から2年、倉庫倒壊の危険も

    2020年8月4日に発生したベイルート港大規模爆発事故から2年になりました。

    200人以上が死亡、6000人以上が負傷をした事故は、ずさんな管理体制によって放置されていた2750トンの硝酸アンモニウムが何らかの原因で引火したことで起こりました。責任の所在はいまだに明確にされないまま、2年たった現在も街のいたるところに爆発の爪痕が見られ、多くの人々の心身状態に影響を残しています。

    最近、爆発地点の隣の穀物貯蔵庫で火災が発生し、大きな被害を受けたこの倉庫が倒壊の危機にあることが分かりました。

    レバノン保健省と環境省は、貯蔵庫が倒壊した場合、事故以降放置されていた腐敗した穀物や瓦礫が飛散し、港から半径1500mの範囲に影響を及ぼすと警告しました。この範囲にはオフィスビルや飲食店、住宅が多くあります。特に500m圏内は粉塵の影響が大きいため、貯蔵庫が倒壊した際には直ちに避難する必要があるそうですが、この地区には飲食店のほか、貧困地区があり、他に行くあてがないためその場にとどまる家族がいることも考えられます。

    2020年の爆発事故によって30万人以上が避難したといわれるなか、さらに多くの人が厳しい状況に直面しそうです。

    0730_2.png
    2022年6月時点の穀物倉庫(駐在員撮影)
    爆心地の隣にあった穀物貯蔵庫は、爆発の影響を大きく受けたが、手つかずのまま残されている。 
    0730_1.png
    近づくと、建物の一部がえぐられていて今にも崩れそうだ(駐在員撮影)

  • ガザ空爆から1年、癒えない傷
    昨年の戦争についてガザの現地スタッフたちは、「今までで最も辛い経験の一つを思い出すので、当時の話はしたくありま...
    ガザ空爆から1年、癒えない傷
    ガザ空爆から1年、癒えない傷

    昨年の戦争についてガザの現地スタッフたちは、「今までで最も辛い経験の一つを思い出すので、当時の話はしたくありません」、 「世界は毎日前進しているのに、ガザは後退しているように感じます。軍用機やドローンの音を聞くたびに誰もが戦争のことを思い出します。いま砲弾が飛んできても、飛び上がったりせず座ったまま様子を見ると思います。なぜならこの状況にすっかり慣れてしまったから。しかし、心には大きな傷があります」と、話してくれました。

    一方で、ワークショップに参加したお母さんたちからは、「昨年のラマダンは戦争中だったので、今年のラマダンは楽しく幸せに感じました」、「ラマダン中はいろんな料理を作り、友人や親戚のみならず、家族と交流する時間も増え、関係が深まります」 とも聞きました。ガザ(写真上)でもエルサレム(写真下)でも、今年は街にラマダンを祝うランタンや飾り付けがされ、人々がイフタール(断食明けの食事)の買い物をしている様子が見られました。
    東エルサレムやヨルダン川西岸では、現在も緊張が高まり、衝突が続いています。人々の小さな幸せだけでも壊されないことを祈るばかりです。(2022年5月17日)

    0621上.jpg
    0621下.jpg

  • レバノンでの食料配布を開始!
    皆さまからの越冬募金のおかげで、今回約600世帯(うち200世帯分がクラウドファンディング分)への配布が可能...
    レバノンでの食料配布を開始!
    レバノンでの食料配布を開始!

    配付1.png

    皆さまからの越冬募金のおかげで、今回約600世帯(うち200世帯分がクラウドファンディング分)への配布が可能になりました。

    北部から開始し、ベイルート、山間部と、助成金分と併せて合計3100世帯へ配布予定です。 ご協力いただき、誠ににありがとうございました!

    詳細は、近日中にレディーフォーの新着報告にもアップする予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

    配付3.png 配付2.png

  • ガザの洪水と寝具支援
    日本も厳しい寒さですが、今年は中東も大寒波に襲われています。ガザでは、1月の中旬から下旬にかけて、幾度か豪雨...
    ガザの洪水と寝具支援
    ガザの洪水と寝具支援

    ガザ洪水202201.jpg

    日本も厳しい寒さですが、今年は中東も大寒波に襲われています。

    ガザでは、1月の中旬から下旬にかけて、幾度か豪雨があり、
    学校や行政機関が閉鎖され、窪地など低地では洪水により、
    多くの住宅が浸水し、家から避難したり、家財道具が使えなくなりました。
    パレスチナ子どものキャンペーンでは、寒さをしのげるよう
    被災した障がい者世帯など100家族あまりに、寝具を提供しました。

    寝具配布1.jpg寝具配布2.jpeg

EVENT CALENDAR