昨年10月以来、パレスチナ・ガザでは未曽有の人道危機が続いています。
この集いではまず、現地で支援活動を行う国際NGO「パレスチナ子どものキャンペーン」が、戦禍の人々や子どもたちの証言などから、その実情を伝えます。そして、NGOがこのような状況にどのように寄り添い、活動をしてきたかついて紹介します。
中東研究の専門家からは、パレスチナ歴史的な背景に照らし合わせて、ガザの今日を解説していただきます。こうした内容を通して、パレスチナ問題について、また戦争によって分断されている世界について、皆さまと一緒に考えたいと思います。
11月29日は国連の「パレスチナ人連帯デー」です。パレスチナ問題を解決できないまま77年以上放置してきた国際社会の責任が問われています。
アラブ楽器ウードの奏者である常味裕司さんを中心とする音楽ユニット「ラビィサリ」が奏でる調べに、特にクリスマスを前にして、三つの宗教の聖地でもあるパレスチナに想い馳せ、多様な人々の平和的な共存を考える機会にできればと存じます。
◆日 時: 2024年11月23日(土)13:30~18:00(13:00開場)
◆場 所: 立教大学池袋キャンパス8101教室(東京都豊島区西池袋3-34-1)
◆名 称: 講演と音楽の集い「ガザの子どもたちのために」
◆参加費: 無料
◆申込方法: Peatix本イベントページよりお申込みください。
または、TEL(03-3953-1393)またはメール(event@ccp-ngo.jp)でも受け付けております。当日は、受付でお名前をお伝えください。
◆プログラム:
13:00 開場
13:30
開会
現地報告「ガザからの証言」 (パレスチナ子どものキャンペーン)
講演1「パレスチナ問題の現在」(仮題) 鈴木啓之氏(東京大学・特任准教授)
講演2「パレスチナと2024年の世界」(仮題) 酒井啓子氏(千葉大学・国際高等研究基幹特任教授)
音楽 ユニット「ラビィサリ」(ウード常味裕司、パーカッション和田啓、ボーカル松本泰子)
17:30 閉会
◆主 催: 科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」(イスラーム信頼学)「紛争影響地域における信頼・平和構築」(研究代表者:石井正子(立教大学)課題番号:20H05829)
認定NPO法人パレスチナ子どものキャンペーン
◆共 催: 異文化コミュニケーション学部~学部公開講演会『言語と社会や文化を<つなぐ>:世界と切り結ぶ異文化コミュニケーション』の一環として~
中部地域最大級の国際交流・国際協力のお祭りです。 今年もブースでは、写真パネルでの活動紹介のほか、パレスチナ刺繍製品、ガザ応援グッズ、石鹸、Tシャツなどの販売も行います。
当日は、ガザの子どもたちへのメッセージを書き込むコーナーを設置予定です。 近くの方はぜひお立ち寄りください。
タイトル:発見!体験!「ワールドコラボフェスタ2024」
日時:10月26日(土)・27日(日) 10:00-17:00*当団体は26日のみ出展
会場:名古屋栄 オアシス21 銀河の広場
当団体ブース:一般ブース「5」
主催 ワールド・コラボ・フェスタ実行委員会 (愛知県国際交流協会)
ガザにおける未曾有の人道危機が始まって1年が経過します。しかし、現在に至るまで、停戦や人質解放の見通しは立っていません。この間ガザの人々は、絶え間ない爆撃や銃撃の音に苦しみ、迫りくる死に怯え、眠ることもできず、家族や友人といった大切な人や、住む家、あらゆる財産、人としての最低限の生活、尊厳、思い出すらも奪われてきました。逃げる場所もないガザの中で何度も避難を繰り返し、爆撃で欠片になった家族の遺体をかき集め埋葬するといった、地獄のような光景がガザでは常態化しています。
国際社会が手をこまねいている間に、2024年9月30日現在、少なくとも41,615人が命を奪われ、96,359人が負傷、1万人以上が行方不明になっています。ガザでの死者は「関連死を合わせると、18万6千人と推測される」との報告もあります。これは、ガザの人口の約8%にあたります。「平和に普通の暮らしをしたい」、誰もが持つささやかな願い、そんな気持ちで日々を生きている人々が、ガザに生まれたというだけで、このような扱いを受けています。
私たち現地で活動するNGOは、こうした苦しい現地の状況にあって、懸命に活動するガザの現地スタッフと共に歩んできました。中には家族全員で就寝中に爆撃にあい、亡くなったスタッフもいます。そして、あるスタッフは、この1年間で体重が90キロから40キロも落ちてしまいました。食べるものがないからです。多くのスタッフは、避難しているテントから活動場所や事務所に通っています。家が破壊されてしまったからです。そして、私たちのスタッフだけではなく、ガザの人々は懸命にお互いを支え合って生きています。
2024年7月19日、国際司法裁判所(ICJ)は「イスラエルのパレスチナ占領政策は国際法に違反している」と勧告的意見を出しました。それ以前にも、今年1月には、イスラエルに対し、ガザでのジェノサイド防止の暫定命令が出されています。しかし、状況は一向に改善されていません。
ガザの問題は、イスラエル・パレスチナ間の問題に留まるものではありません。平和に暮らしたいと願うごく当たり前の人々の思いが無視され続けていることは、人類全体にとって、大きな損失です。わずかな土地に閉じ込められたまま、家を追われ、基本的な人権や命までもが奪われていく。このようなことが許される世界で良いのでしょうか?いまこそ、私たち1人1人が声を上げなければなりません。
私たちは、パレスチナに関わるNGOとして、それ以前に1人の市民として、一刻も早い恒久的な停戦と占領の終結、この理不尽な暴力の終息を強く訴えます。
「停戦を、今すぐに。」アクション実行委員会
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター
特定非営利活動法人パルシック
特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
ピースボート
10/5(土)「停戦を、今すぐに。」人道支援NGOからの声明・キャンドルアクション
パレスチナ・ガザ地区の戦闘・未曾有の人道危機が始まって1年が経過します。停戦や人質解放の見通しが立たないまま、兵器が降り注ぐ中に閉じ込められ、ガザの人々は明日をも知れぬ極限状態を生きています。
攻撃が止まない限り、十分な医療や食料を人々に届けることも叶いません。空爆や銃撃のみならず病や飢えにもさらされ、本来なら未来を生きたかった命、大切な家族や友人、体の一部を失い続ける日々を、人々は365回も重ねようとしています。
世界のどこであっても、人々が傷つき命を奪われる非人道的な状況を見過ごしてはなりません。パレスチナの人道支援に関わり続けてきたNGOとして、私たちは改めて人々を守るための「即時停戦」を呼びかけます。
そして思いを寄せる人々と共に、あかりを灯し、世界へ発信したいと思います。
当日は増上寺の慈雲閣にて、NGOによる共同声明、そして現地の人々の状況を改めてお伝えする報告会を行います。
発表の終了後、18:00より増上寺の境内にて、犠牲者の追悼と停戦への願いを込めたキャンドルアクションを実施します。報告会、アクションともに、どなたでもご参加いただけます。
なお、思いを同じくする全国の皆様にはぜひ、同じ時間にお手元でキャンドルを灯していただき、ガザの人々に思いを寄せていただけたら幸いです。「#停戦を今すぐに」のタグをつけて、SNSなどでのご投稿・シェアも歓迎いたします。
概要
◼︎日時:2024年10月5日(土)16:00〜19:30
第一部:報告会・声明発表 16:00〜18:00
司会:堀潤さん(ジャーナリスト)
登壇:人道支援に携わるNGOスタッフなど(調整中)
第二部:キャンドルアクション 18:00〜19:30
※キャンドルアクションの時間は天候・状況などにより変更の可能性がございます。
変更が生じた際には、当ページにてご案内させていただきます。
◼︎場所:大本山 増上寺(東京都港区芝公園4-7-35)
都営地下鉄三田線 御成門駅から徒歩3分、芝公園から徒歩3分
アクセスマップはこちら( https://www.zojoji.or.jp/map/ )
※お問い合わせ先は最下部をご確認ください
◼︎参加費:無料
◼︎申込:
報告会へのご参加はフォームからお申込みをお願いいたします。(定員100名)
キャンドル部分は500人参加可能ですので、ご自由にお集まりください。
お申込フォーム:https://forms.gle/W1BwYAds8hUG1e5V8
◼︎ご参加の皆様へのお願い:
・スマートフォンのあかりを使ったアクションを予定しております。ご持参いただけますと幸いです。
・安全のため、本会場では火を使うロウソクではなくLEDライトの使用を予定しております。キャンドルのご持参は不要です。
◼︎主催:「停戦を、今すぐに。」アクション実行委員会
(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター、特定非営利活動法人パルシック、特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン、ピースボート)
◼︎協力:中東研究者有志アピール呼びかけ人、特定非営利活動法人国境なき子どもたち
◼︎賛同:カトリック正義と平和協議会、アーユス仏教国際協力ネットワーク、日本キリスト教協議会(NCC)
◼︎本件に関するお問い合わせ
(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)info@ngo-jvc.net / 03-3834-2388
今週末は「グローバルフェスタJAPAN2024」へ!
今年は「新宿住友ビル三角広場」などで開催されます。 ガザの子どもたちへのメッセージ書き込みコーナーもご用意します ぜひお越しください!
テーマ:「グローバルフェスタJAPAN2024~国際協力70年、ともに未来へ」
開催日時:2024年9月28日(土)・9月29日(日) 10:00~17:00
会場:●リアル会場 【屋内会場】新宿住友ビル三角広場(〒163-0290 東京都新宿区西新宿2丁目6−1)
当団体ブース:三角広場「110」
入場無料
#グローバルフェスタ #外務省 #三角広場 #新宿 #人道支援 #ガザ #レバノン #難民支援 #認定npo #ガザ緊急支援募金 #SDGs #sdgs #子供 #飢餓
「手をつなごう、世界はひとつ」
世界の音楽やダンスのステージ、各国の料理や民芸品などが一堂に集う国際交流の祭典「三鷹国際交流フェスティバル」が開催されます。
ブースでは、写真パネルでの活動紹介のほか、パレスチナ刺繍製品、ガザ応援グッズ、オリーブオイル、石鹸、Tシャツなどの販売も行います。当日は、ガザの子どもたちへのメッセージを書き込むコーナーを設置予定です。近くの方はぜひお立ち寄りください。
タイトル:第33回三鷹国際交流フェスティバル
日時:2024年9月22日(日)10:00−16:30
場所:東京都立井の頭恩ちょう公園西園・競技場 文化交流広場および野球場周辺
当会ブース:物品販売エリアG17
ワークショップ:
「平和ってなんだろうーパレスチナ・ガザの子どもたちのお話」
時間:13:50-14:15
場所:WBA3 参加費:無料
活動報告2023(2024年8月末日発行)をアップしました。2023年度の支援活動の詳細や決算報告も御覧いただけます。こちらをクリックしてくださ→https://ccp-ngo.jp/about/salam/pdf/ar2023.pdf
ガザでの人道危機はますます緊迫していて、ガザの20%しかない
そんな中で、イスラエルとイランの全面的な軍事衝突が懸念され、
大統領選を11月に控え米国はこの状況にどう向き合うのか、放送
また、当会よりガザの最新情勢と支援の報告を行います。皆さまの
タイトル:高橋和夫氏講演会 「アメリカ大統領選挙と中東」
開催日:9月14日(土)14:30~16:30(開場14:0
会場:東京大学駒場キャンパス 18号館ホール(東京都目黒区駒場3-8-1)
会場へのアクセス:京王井の頭線「駒場東大前駅・東大口」下車、東大正門から徒歩約5分
参加費:無料
お申し込み方法:事前のお申し込みが必要です。お申し込みはこちら(peatix)からお願いします。
もしくは、事務局まで「お名前、お電話番号、ご参加人数」をご連絡ください。
最近、ニュースでよく耳にするイスラエルとパレスチナ。
どうしてガザで紛争が起きているの?どうしてパレスチナは大変なことになっているの?
中東情勢って複雑でよくわからない...、そんな疑問をもつ中学生・高校生の皆さんと一緒に、ワークショップを通して分かりやすく学び、自分達にはどんなことが出来るのかを考えます。
お申し込みはお早めに!
【タイトル】パレスチナを知ろう!~中高生と考える「今、私たちができること」
【日時】8月23日(金)14時〜16時40分
【場所】JICA市ヶ谷地球ひろば 600会議室
〒162-8433 東京都新宿区市谷本村町10-5 JICA市ヶ谷ビル6階
【アクセス】JR中央線・総武線 市ヶ谷駅下車 徒歩10分
都営地下鉄新宿線 市ヶ谷駅下車(A1番出口)徒歩10分
東京メトロ有楽町線・南北線 市ヶ谷駅下車(6番出口)徒歩8分
【定員】50名
【対象】中高生
【参加費】無料
【参加方法】お申し込みは、こちらをクリック→Peatix (https://peatix.com/event/4051614)
【申し込み期限】8月16日(定員に達し次第締め切り)
主催:パレスチナ子どものキャンペーン
後援:JICA地球ひろば
ガザでの人道危機が始まってから300日を迎えます。ガザへの攻
5月以降、戦闘の激化や検問所の閉鎖、通行許可が下りないなどに
7月に入ってからは、人道地域とされてきた場所に対する容赦ない
こうしたガザの最新情報と緊急支援の現状、ヨルダン川西岸地区の 状況と支援について、また現地スタッフが撮影した最新ビデオや西岸のNGOの声もご報告します。
タイトル:「ガザ危機300日」
日時:2024/8/2(金)19:30-21:00
場所:オンライン
参加費:無料
参加方法:お申し込みは、こちらをクリック→Peatix (https://peatix.com/event/4061437)
シリア内戦から10年以上が経過した今もレバノンには100万人を超えるシリア難民と、1948年以来20万人のパレスチナ難民が避難生活を続けています。
その多くは帰れる場所がないだけでなく、人口の2割が難民というレバノンでも厳しい生活を送っています。
レバノンとイスラエルの戦争の危機が高まる中、報道されることが少ない現地の状況や今後について、また、経済危機や通貨危機が続くレバノンで、私たちが行っている支援活動について報告します。
【タイトル】 レバノンの難民問題と支援活動
【日時】 2024年7月13日(土)14:00-16:00
会報誌サラーム129号(2024年5月25日発行)をアップしました。現在のガザの状況や支援活動の詳細を中心に構成しております。ぜひご覧ください。
1P:表紙・目次(PDF143KB)
2-3P:ガザ支援活動報告(PDF327KB)
4-6P:子ども、大人の経験と思いを聴く、追悼:ハーシムさん(PDF511KB)
7P:日本でのアドボカシー活動、ヨルダン川西岸・レバノン・トルコでの活動(PDF166KB)
8P:忘れないで、あきらめないで(PDF429KB)
本日(6月13日)衆議院本会議で、
「ガザ地区における人道状況の改善とすみやかな停戦の実現を求め
が賛成多数で可決されました。
国会の中継録画は以下から
https://www.shugiintv.go.jp/jp
昨年来、私たちいくつものNGO団体が共同で、与野党の国会議員
た結果です。また、「超党派人道外交議員連盟」の皆様のご理解の
現地状況はますます悪化の一途をたどっていますが、日本社会が停
に向けてより積極的な動きをする一歩となることを切に願っていま
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガザ地区における人道状況の改善と速やかな停戦の実現を求める決
(第二一三回国会、決議第四号)
イスラエルとハマス等のパレスチナ武装勢力との間では、武力衝突
昨年十月七日のハマス等によるイスラエルに対するテロ攻撃が発生
本院は、人質の解放が実現するよう、そして人道支援活動が可能な
また、未だ多くの人々が身を寄せるガザ地区南部ラファにおける全
政府においては、本院の意を体し、人質の解放と停戦が実現するよ
右決議する。
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救急外科医になる夢を叶えるためにガザ地区に留学したイタリア人医学生の
葛藤や成長を描いた、2021年制作のドキュメンタリー映画の上映会を開催します。
当日は、団体スタッフによるトークもあります。皆様のご参加をお待ちして
います。
映画『医学生 ガザへ行く』上映会&トーク
日時:2024年6月23日(日)14:00-16:30
会場:東京大学駒場キャンパス 18号館ホール(東京都目黒区駒場3-8-1)
会場へのアクセス:京王井の頭線「駒場東大前駅・東大口」下車、東大正門から徒歩約5分 *東大構内の地図はこちら
参加費:無料
お申し込み方法:事前のお申し込みが必要です。
お申し込みはこちら(Passmarket)からお願いします。
Yahoo Japan IDをお持ちでない方は、事務局までメール(event@ccp-ngo.jp)またはお電話(03-3953-1393)にて「お名前、お電話番号、ご参加人数」をご連絡ください。
上映作品『医学生 ガザへ行く』
監督:チアラ・アヴェザニ、マッテオ・デルボ/88分/スペイン/2021年/ドキュメンタリー
#ガザ #映画 #トークイベント
©️2021 Arpa Films
皆様のご協力のおかげで、パレスチナ子どものキャンペーンでは、
・ 1月5日より毎日、1200人以上への炊き出しを継続
・ 12月後半より毎日、6000リットルの給水支援(300世帯分
・ 障がい者世帯や脆弱な500世帯への食料配布・衛生用品などの物
・ 脆弱世帯への電子マネーによる現金給付を実施(300世帯以上)
・ 南部と中部の複数の避難所で子ども支援と家族のケアを継続中(毎
・ 12月より毎日診療所での診療を継続(妊婦、乳幼児、その他の住
なお、イスラエル軍の攻撃が激化しているため、5月7日以来ラフ
写真 上:炊き出し 下:ガザ市内での医療支援(5月)
上川 陽子 外務大臣
一刻も早いガザ停戦に向け、さらに強い働きかけを求めます
昨年10月7日のイスラエルによるガザ侵攻から7ヶ月が経過した5月7日、イスラエルはガザ南部のエジプトとの国境にあるラファ検問所を含むラファ東部の一部地域を制圧しました。前日の5月6日には、パレスチナの武装勢力の攻撃を理由にケレム・シャローム検問所も閉鎖され、ガザの人たちにとって命綱である人道支援の要所となる2つの検問所へのアクセスが拒否されています。
5月6日のイスラエルによるラファ東部からの避難勧告は、エジプトにおける関係各国による停戦交渉の様子を見守っていたガザの人びとのわずかな希望をも打ち砕くものでした。10月7日以降たびたび発せられてきたイスラエルによるガザ市民の「強制移動」は明らかな国際法違反です。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、ラファ東部には9カ所の避難所、3つの診療所や6つの支援物資を保管する倉庫があり 、ラファ検問所は燃料の唯一の搬入口でもあるため、これらの地域がイスラエルに占拠されることは、ガザの市民の保護や生命の維持に重大な影響をもたらすことを意味します。さらにラファ検問所の閉鎖は、ガザの人たちが安全を確保するためにエジプトや第三国に避難する権利をも奪うことになります。
イスラエルにより移動が制限されているガザ北部では、食料をはじめとした支援物資の搬入が困難を極め、深刻なレベルの栄養失調が発生しています。3月5日の時点でガザ北部の病院を訪問したWHOのテドロス事務局長は子どもが餓死している状況を確認したと自身のSNSに投稿しています 。そして、ラファ検問所の閉鎖は、ガザ北部で起こっているこれらの状況がガザ南部でも確実に起こることを示唆しています。UNICEFも「(ラファが)長期にわたって閉鎖された場合、支援機関がガザ地区全体の飢饉を回避することは難しい」 と述べています。
10月7日以前からガザの市民の8割は支援なしでは生活できない状況でした。今は100%に近い人たちが支援なしで命をつなぐことが不可能な状態です。特に、ガザの人口の47%を占める子どもたちの死が目の前に迫っていることは想像に難くありません。今ガザで発生している飢饉ともいえる状況は、干ばつなどの天災ではなく、人為的なものであり、完全に防ぐことができるものです。イスラエルによるラファの地上侵攻が本格的に始まれば、人道支援を継続することは不可能になります。この現状に対して何もしないということは、国際法の理念や法の支配による国際秩序を諦め、ガザの人びとを見捨てることに他なりません。
私たちはパレスチナに関わる団体として、ガザ全土で予想される飢餓の回避と、一刻も早い「恒久的停戦」のために、イスラエル政府を含む関係者に対して具体的な外交努力をさらに行うことを強く要請します。
2024年 5 月 8 日
特定非営利活動法人国境なき子どもたち
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター
特定非営利活動法人パルシック
特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
中東研究者有志アピール呼びかけ人
ラファへの攻撃が始まり、ガザ南部での犠牲者と被害の拡大が心配
今回の報告会では、その破壊状況について、衛星写真を使って分析
またガザの最新の状況、、私たちの支援活動についても報告します
渡辺教授は、昨年10月以降に撮影されたガザの衛星写真を、それ
【タイトル】 衛星写真・データで読み解くガザの「現在」
【日時】 2024年5月28日(火)19:30-21:00
【お話】
渡邉英徳氏(東京大学大学院情報学環教授)
指原佑佳氏(東京工業大学大学院生)
手島正之(パレスチナ子どものキャンペーン)
【オンライン】ZOOM
【参加費】無料
【ご参加方法】お申込みは、こちらをクリック!passmarketからお申し込みいただけます。開催日前
*ご参加には、インターネットにつながるパソコンやタブレット、
【講師プロフィール】
渡邉英徳(わたなべ・ひでのり)/1974年生。東京大学大学院
情報デザインとデジタルアーカイブを研究。首都大学東京システム
博士(工学)。「ヒロシマ・アーカイブ」「忘れない:震災犠牲者
指原佑佳(さしはらゆうか)/2000年生。東京大学農学部学士
田中事務局長が映画『医学生 ガザへ行く』上映会&トークイベントに登壇します。
10.7以前のガザのリアルな日常が垣間見れます。
日時:2024年4月24日(水)19:00-21:15
場所:日比谷コンベンションホール
参加費:2,000円 学生1,000円
ガザでの人道支援活動へご協力ありがとうございます。
ラマダン(断食月)にはいったものの、停戦合意はいまだなされず
ガザの人口の約80%である170万人以上が強制的に移動させら
そのような状況下、現地では今日も爆撃の隙間をみながら当会現地
【タイトル】オンライン報告会「ガザ・6か月におよぶ人道危機と
【日時】2024年4月5日(金)20:00-21:00
【オンライン】ZOOM
【参加費】無料
【ご参加方法】お申込みは、こちらをクリック!passmarketからお申込みください。ご参
*ご参加には、インターネットにつながるパソコンやタブレット、
上川 陽子 外務大臣
UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)現地職員の複数名がイスラエル側への攻撃に関与したとされる問題を受け、米国や欧米諸国の決定に追随する形で1月29日、日本政府がUNRWAへの3,500万ドルの追加拠出金を一時停止することが発表されました。私たちは、この決定の即時撤回を要請します。
昨年10月7日以降、約4ヶ月にわたる前例のない規模の空爆および地上侵攻の結果、パレスチナ保健省によると1月29日現在、ガザ地区では26,000人以上が死亡し、65,000人以上が負傷、8千人以上が行方不明となっています。イスラエル軍の通告により、ガザの人口の約80%である170万人以上が強制的に移動させられ、過酷な状況での避難生活を強いられ、食料、水、医薬品などの確保が非常に困難になっており、不衛生な環境下での感染症、飢餓に晒されている現状はまぎれもない人道的大惨事です。
この状況を受け、1月26日にオランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルにジェノサイドを防止するためのすべての措置を講じるよう暫定的措置を命じたことに対して、上川外務大臣がいち早くICJの役割に支持を表明し、暫定措置命令は「誠実に履行されるべきもの」と発表された談話(1月27日)を、私たちは強く支持します。一方、UNRWAへの拠出金停止という決定は、ガザの人びとの生活条件を破壊し、現在求められているジェノサイド防止のためのあらゆる措置に反するものであり、人道的な支援提供を確保するために迅速で効果的な措置をとるよう求めるICJの命令にも明らかに違反しています。
UNRWAはパレスチナ難民支援の中核を担ってきた組織ですが、今回の空爆により、少なくとも152人の職員が亡くなり、145のUNRWAが運営する避難所が攻撃されました。そして現在も155の避難所を運営し、生きるために必要な支援を人々に届けています。UNRWAは、ガザの人々にとって最後の命の砦であり、資金提供を停止することは、すでに危機的状況に置かれたガザの人々の命を奪うことに等しい行為です。
攻撃への関与に関する調査の実施については支持する一方、3万人の職員のうち一部の個人の関与を理由に、ガザの人々全体に対する人道支援継続を危機に陥れることは、国際法違反の集団的懲罰に該当する可能性があります。
私たちは、ガザの一般市民がこれ以上犠牲にならないよう、恒久的な停戦を訴え続けてきました。しかし、4ヶ月が経つ現在も毎日数百人が命を奪われ、そして生存している人々にとっても環境は日に日に過酷になっています。これ以上ガザ地区の一般市民が追い詰められることがあってはなりません。一刻も早くUNRWAへの拠出金の一時停止を撤回してください。
2024年1月31日
特定非営利活動法人国境なき子どもたち
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター
特定非営利活動法人パルシック
特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
中東研究者有志アピール呼びかけ人
今年で第31回目を迎える西日本最大!世界につながる国際協力のお祭り「ワン・ワールド・フェスティバル」に出展いたします。写真での活動報告やパレスチナ刺繍製品などの販売を行います。お近くの方はぜひお越しください。
【イベント概要】ワン・ワールド・フェスティバル https://onefes.net/
【開催日時】
2024年2月3日(土)10:00-17:00
2024年2月4日(日)10:00-16:30
【会場】梅田スカイビル/タワーウエスト3階ステラホール(大阪市北区大淀中1-1-88)
【ブース番号】35番
ガザでの即時停戦と人道支援の活動へのご協力にお礼を申し上げます。
現地では今日も爆撃の隙間をみながら当会やパートナーNGOスタッフが献身的に活動しています。
最新の現地状況のほか、物資配布と現金給付、子ども支援の活動、そしてエジプトからの物資搬入の進捗などの活動報告を行います。
■タイトル:オンライン報告会「ガザ緊急支援」
■日時:2024年1月10日(水)20:00-21:00
■オンライン:ZOOM
■参加費:無料
■ご参加方法:passmarketからお申込みください。ご参加用のURLをお送りいたします。
*ご参加には、インターネットにつながるパソコンやタブレット、スマホなどのデバイスが必要です。
2011年のシリア内戦開始以降、隣国レバノンでは、今なお100万人のシリアからの難民が避難生活を送っています。また、シリア危機以前よりレバノンには約28万人のパレスチナ難民がいます。彼らの多くは、難民キャンプやテント、バラック等の劣悪な環境で生活を続けています。
レバノンでは2019年秋から経済危機が続き、食料や燃料などあらゆる物資の価格が高騰し続けています。
また、イスラエルとパレスチナ自治区・ガザの危機が派生し、2023年10月8日以降、イスラエル北部とレバノン南部の国境周辺を中心にイスラエル軍とイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間で攻撃の応酬が続き、レバノン南部を中心に緊張が高まっています。衝突や国内避難民の急増により、さらなる社会経済状況の悪化が懸念されます。
未曽有の危機にあるレバノンに暮らす難民の子どもたちと家族の命を守るため、食料・燃料支援にご協力をお願いいたします。
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
年末年始の休業日につきまして、下記のとおり休業日とさせていただきます。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
本年も大変お世話になりました。2024年は人々に笑顔が戻ることを切に願っております。皆様どうぞよいお年をお迎えください。
■年末年始休業日
2023年12月29日(金)~2024年1月3日(水)
※2024年1月4日(木)より、通常営業を開始いたします。
※お問い合わせにつきましては、順次ご連絡させて頂きます。
ガザでの一時休戦が破れ、また戦闘が再開されてしまいました。
朝の7時に現地スタッフから来た電話には、大きな爆撃音が何度も
そんななかで毎年恒例の年末のイベントを、今年は以下のように開
タイトル:「ガザと世界の危機に私たちは―講演と音楽の集い」
開催日時:12月9日(土)14:00~16:30 オンライン配信
参加費:無料
参加方法:事前申し込みをお願いいたします。passmarketからお申し込みください。オンラインでご参加の方には、専用のURLをお送りいたします。
プログラム(予定)
*予告なく変更となる場合がございます。ご了承ください。
14:00 開会
現地の最新状況と支援活動(パレスチナ子どものキャンペーン)
14:30ごろ お話1 鈴木啓之さん(東京大学特任准教授)
15:00ごろ お話2 酒井啓子さん(千葉大学教授)
16:00ごろ 音楽 松本泰子さん(ボーカル)ほか
16:30 終了
多くの方にご参加いただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。