ガザでの未曽有の人道危機は二度目の冬を迎えています。理不尽な攻撃が続くなか、犠牲者は4万4000人を超え、病気や栄養障がいでの死亡者も18万人に達すると予測されています。
人々の命を守るためには何よりも即時停戦ですが、状況は悪化するばかりで終わりのない人道危機が続いています。
ガザ北部とガザ市では連日大規模な攻撃が続き、日々犠牲者が増え続けています。「退避地域」と指定されている中部でも攻撃は続いていて、密集地域へも攻撃が迫っています。
また、北部は全く物資が入らない状況があり、100万人以上が避難をしている中部でも物資不足が深刻化し、価格の高騰も驚くべきです。またレバノンへの攻撃は「停戦」となったものの相変わらず爆撃が継続されています。
そうした中でも、ご支援のおかげで、ガザでは現地職員と提携団体が奮闘して毎日の給水活動と炊き出し、子ども支援を続けています(写真)。ともかく物が入手しづらく、炊き出しはご飯やパスタなど主食中心になり、おかず内容は乏しくなってきましたが、多くの子どもたちの命綱となっています。
ガザでの未曽有の人道危機は400日を超え、二度目の冬を迎えています。理不尽な攻撃が続くなか、犠牲者は4万3000人を超え、病気や栄養障がいでの死亡者も18万人に達すると予測されています。
人々の命を守るためには何よりも即時停戦ですが、状況は悪化するばかりで終わりのない人道危機が続いています。ガザ北部とガザ市では連日大規模な攻撃が続き、日々犠牲者が増え続けています。
「退避地域」と指定されている中部でも攻撃は続いていて、密集地域へも攻撃が迫っています。
また北部は全く物資が入らない状況があり、100万人以上が避難をしている中部でも物資不足が深刻化し、価格の高騰も驚くべきです。またレバノンへの攻撃も続き80万人以上が避難生活を送っています。
そうした中でも、ご支援のおかげで、ガザでは現地職員と提携団体が奮闘して毎日の給水活動と炊き出し、子ども支援を続けています。ただ、ともかく物が入手しづらく、炊き出しはご飯やパスタなど主食中心になり、おかず内容は乏しくなってきました。
また、レバノンも物資配布が開始できました。
明るい話題をご紹介します。電気も物もない中ですが、ガザのアトファルナろう学校では、一緒に退避をしている障がい者たちと物づくりを継続しています(上の写真)。電気が早くつくようにという願いも込められています。一日も早い停戦が実現し、こうした作品を日本でもご紹介できたらと思います。
寒さに向かっている時期、どうぞご自愛くださいませ。
ガザの人道危機が10か月を超えました。
39,667人以上の犠牲者と9万人以上の負傷者、1万人以上の
中東全体の情勢悪化の一方で、ガザ現地の報道が減り、犠牲者が増
現地職員やパートナー団体の奮闘で、当会ではガザで炊き出しや給
昨日は、ガザ市と北部、中部で、食料配布を実施しました。
ガザ市と北部ではヨルダンで調達してガザに入れた食料(油や砂糖
中部ではガザ内で調達した物資(野菜や油、調味料、缶詰など)。
国連人道支援室(UNOCHA)によると、ラファへの地上侵攻が始まった5月6日以降、ガザに物資を搬入したトラックの台数は、急激に減っている。5月3日340台、4日290台、5日128台だったが、それ以降は0台の日が続き、一番多かった5月31日でも74台だった。
6月の合計は234台でしかない。これは、戦闘が始まった昨年10月以降で、10月に次ぐ少なさである。
その結果、急激に健康、栄養状態が悪化している可能性が高い。
WHO-FAOはガザを世界的な"飢餓 Hotspot"とした。ガザでは人口の100%が食糧危機状態で50%が壊滅的な危機としている。また、子どもの9割が1日1食と推定されている。
エジプトからようやく入った飲料水と毛布を急いで配布しています。
ガザでは水の汚染と塩化が進んでいて、井戸水さえ飲むことができないため、きれいなミネラルウォーターは特に病気の人や乳児に重要です。
また海に近い砂浜でのテント生活は、夜気温が急激に下がるので、
間に合わなかったと思った毛布は十分に役立つそうです。
ラファへの大規模侵攻が迫り大変心配な現在、
子どもたちの屈託のない笑顔に胸が痛みます。
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ラマダンの中、ガザでは人口の4人に1人以上にあたる68万人が飢餓状態にあると国連が報じています。
パレスチナ子どものキャンペーンでは、1月5日以来ラファで炊き出しを続けていて、毎日1,200人分の温かい食事を提供しています。あわせて、ラマダンに入ってからは、毎週「スフール」という夜明け前の食事のために、パンやヨーグルト、ホンモスという豆のペースト缶詰なども提供しています(ラマダンでは日の出から日没まで飲食をしないため、夜明け前の食事は非常に重要です)。
スフールを受け取りに来たアズくんは12歳。北部に住んでいましたが爆撃で父親を亡くし、母親と5人の兄弟姉妹とラファで、簡易テントで暮らしています。
爆撃が続く中、北部からガザ市に避難し、その後国連の学校で生活しましたが、南部への退避命令のためヌセイラートで2か月過ごし、そこも安全でなくなったためにラファにたどり着きました。水も食料も不足しているため、この食料配布に母も兄弟も計り知れないほど喜んでいると話してくれました。
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3月4日、ガザでは15人の乳児が病院で餓死したという報道がありました。
物資の搬入が南部で25%以上、北部では50%以上も止められていて、先週末には、物資搬入のトラックを待っていた人たち100人以上が、発砲などで亡くなったと言われます。北部へは特に支援が届いておらず、人々は極限状況にまで追い込まれています。
ガザでは、5,500人の女性が来月出産予定。南部のエミレーツ病院では、一晩に78人が5台しかない分娩台で出産を余儀なくされています。また、2歳未満の90%、妊娠・授乳中の女性の95%が深刻な食料不足という危機的状況が続いています。一日も早い停戦を!
私たちは、ガザ南部ラファで炊き出し支援など緊急支援を行っています。ガザ緊急支援募金も受付中です。詳細は、以下のリンクをご覧ください。
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上:生後4日目の赤ちゃん(8月) ガザには現在5万人の妊婦がいる©︎CCP Japan
下:ガザ南部で行っている炊き出し支援
当会はガザ現地で国連から燃料を受け取れるようになりました。
その燃料を提供することで、給水車を動かすことができるようにな
1月10日の報告会では、現地の最近の様子とこうした様々な支援
能登での大地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。
苦境にあるパレスチナからも心配する問い合わせをもらっていることをお伝えします。
そのガザでは、先月中旬から母子保健事業の診療所が南部ラファで再開し、多くの子どもや妊婦、家族が受診して、爆撃と飢餓の中で生き延びるために必死に苦闘している人たちの支えとなっています。この事業は過去3年半以上当会が支援して継続しているものです。