(炊き出し)
ガザでは10月に合意された停戦が辛うじて続いていて、人々の緊張感は少し下がっていますが、時折の攻撃に加えて、瓦礫の中には不発弾がたくさんあって死傷者がでているほか、期待されていた物資の搬入についても十分でなく、飢餓状態が続いています。また、テントやビニールシートさえも十分でなく、12月に入って風雨が強まり、洪水や浸水が至る所で発生し、生活の厳しさが増しています。
そんななかですが、皆様のご支援をいただき、パレスチナ子どものキャンペーンでは、11月12月も給水や温かい炊き出し、物資配布など生命をつなぐ活動のほか、保健支援や寺子屋など子どもの希望をつくる活動を続けることができました。
命をつなぐため、市民によるガザ再建のため、そして
平和と人権の実現をめざし、今後も現地での活動を進めます。
2025年にいただいたご支援に心から感謝を申し上げます
穏やかでお健やかな2026年をお迎えください
2025年12月15日
認定NPO法人 パレスチナ子どものキャンペーン
*ガザの最新状況と支援活動はYouTubeで毎週お知らせしています。
*イベントや報告会情報は、当会のホームページやSNSでお知らせします。
*年末年始休業期間:2025年12月28日~2026年1月4日(東京事務所)
食料や物資配布
現地の様子については、会報誌「サラーム」が近日中にお手元に届く予定です。ホームページにもPDF版(https://ccp-ngo.jp/news/#1623)をアップしています。現地の人たちの声、中東政治の専門家である鈴木啓之氏の分析などをご紹介していますのでぜひお読みいただければと思います。
ガザでは10月10日にようやく停戦が合意されました。人々の移動が進んでいますが、その後も散発的に攻撃が続いていて、停戦以降の1か月だけでも240人が亡くなっています。また期待されていた物資の搬入についても十分でなく、飢餓状態が続いており、栄養状態の改善は進んでいません。ガザ市の90%がガレキとなっているなど、人々の住む空間もほとんどないうえに、テントやビニールシートなどの搬入は依然として厳しく制限されていて、雨の降る寒い冬を前に、多くの家族が越冬できるのかが心配です。
皆様のご支援をいただき、パレスチナ子どものキャンペーンでは、10月と11月も給水や炊き出しなどガザの人たちの命をつなぐ支援、栄養支援や寺子屋など子どもの希望をつくる活動を続けています。
命をつなぐため、ガザ再建のため、そして平和と人権の実現をめざし、今後も現地での活動を進めます。
(10月13日の炊き出し)
ガザでは2年間の未曽有の人道危機が続いてきましたが、10月9日に停戦が合意され、13日にはイスラエル人人質の解放とパレスチナ人収容者の解放が開始されました。
私たちは、ガザ地区の停戦と人質解放に向けた合意を歓迎し、この合意が着実に履行されること、また、イスラエル軍の撤退と人道支援物資の搬入再開が即時に実現することを求めます。これ以上の流血を止め、ガザの市民たちが破壊されたガザを自らの手で再建できるよう世界は支援しないとなりません。私たちは、平和な未来をめざし、これからも、給水や炊き出しなどガザの人たちの命をつなぐ支援、栄養支援や寺子屋など子どもの希望をつくる活動を続けます。
ガザ現地では爆撃が止まったことに人々が安堵し、自分の家がどうなっているかを見に戻る人たちも増えていますが、イスラエル軍はガザ全体の58%を軍事占領したままです。また軍が撤退した地域もとても人が住めるような状態ではありません。結局人口の大多数は、狭い空間に閉じ込められたままです。また、ガザ市などは治安状況の悪化が進み、ハマスと反ハマス民兵の戦闘が起こるなど、しばらくは大混乱が続くと思われます。
過去2年間、停戦が二度発効したものの一回目は1か月ほど、二回目も2か月で戦闘が再開された経験があり、まだ安心はできません。
命をつなぐため、ガザ再建のため、そして平和と人権の
実現をめざし、今後も現地での活動を進めます。

給水現場で水を飲む男の子がいた(8月6日)
ガザの人たちは700日を超える非人道的な状況で生きています。最近では、ガザ市全土への攻撃が強まり、退避命令が出ており、多くの家族が混乱の中、必死で生き延びる努力をしています。
当会では、皆様のご支援のおかげで、昨日も給水と炊き出し活動を実施しましたが、今後はガザ市以外の中部や南部での活動に移行することを迫られています。混乱が落ち着きましたら、ホームページやYouTubeで最新状況をお知らせいたします。またこれまでの活動については、2024年度の活動報告書をお送りしていますが、お手元に届いていない方がおられましたらお知らせください。郵送のほかホームページにも掲載します。
即時停戦と物資搬入再開の一刻も早い実現を強く願っています。またガザの人たちが再び故郷を失うことがないよう、国際社会がガザを見捨てることがないよう、引き続きのご協力をお願い申し上げます。
2025年9月9日 認定NPO法人 パレスチナ子どものキャンペーン
8月22日ガザ市が「飢きん状態」に到ったと正式に発表されました。
未曽有の人道危機にあるガザ。3月以降の完全な封鎖下で食料も燃料も飲料水もなく飢えに苦しむ中、爆撃も続いていてこれまで以上に厳しい状況です。
国連やNGOの活動が難しくなる一方で、米国とイスラエルが主導した「ガザ人道財団」が食料の配給を始めましたが、食料を求めて数十キロの道のりを徒歩で来た1,500人近くが銃弾に倒れ、食料が武器になっている状況です。
栄養失調による死者も200人を超え、23年10月以降の死者は人口の3%である6万人を超えました。栄養失調の子どもたちの上腕周りは10センチ(大人の指2本分)ほどしかありません。
当会では、皆様のご支援のおかげで、7月第4週に辛うじて入ってきた燃料を得て、給水支援を再開しました。毎日40トンを支援しています。
また炊き出しは現在も継続できていますが、米や豆などが不足し、地元で採れたナスなどの野菜スープが中心になっています。子どもの心理サポートと栄養支援も続けることができていますが、子どもたちの頬がこけ、笑い声が減っています。
即時停戦と物資搬入再開が一刻も早く実現することを強く願っています。
ガザの人たちが再び故郷を失うことがないよう、国際社会がガザを見捨てることがないよう、引き続きのご協力をお願い申し上げます。
2025年8月12日
認定NPO法人 パレスチナ子どものキャンペーン
写真)
左:7月21日の炊き出し 右:7月31日の給水

ガザでの未曽有の人道危機に放り込まれて20か月以上が経過しました。5月下旬以降、国連やNGOの活動が実質上できなくなる一方で、米国とイスラエルが主導した「ガザ人道財団」が食料の配給を始めましたが、7月中旬までに1,000人近くがこの物資配布の周辺で死亡し、23年10月以降の死者は6万人に近づいています。
当会の給水支援は燃料不足のため中断していますが、炊き出し支援は、現在も継続できています。また、子どもの心理サポートと栄養支援も続けることができています。
「アトファルナろう学校」と一緒に続けている「子どもの居場所」支援。
以前に比べると、厳しい状況を反映して、子どもたちの笑い声や笑顔が減っています。しかし、子どもや家族だけでなく、支援をする側も勇気づけられる活動で、こうした場が子どもにとっても家族にとっても一息つけるますます貴重な場になっています。
深刻な栄養障害を抱える子どもたちは増えており、たんぱく質やミネラルなどの栄養を強化した「デーツバー」を何とか確保でき、配ることができました。
人々が燃料や食料などの物資を安全に手に入れられるように、停戦が一刻も早く実現することを強く願っています。
ガザの人たちが再び故郷を失うことがないよう、国際社会がガザを見捨てることがないよう、引き続きのご協力をお願い申し上げます。
イスラエルによるイランへの攻撃というショッキングなニュースの陰で、ガザの子どもや家族が未曽有の人道危機に放り込まれて600日以上が経過しました。今年3月以降は、完全な封鎖下で食料も燃料も飲料水もなく飢えに苦しむ中、爆撃も続いていて、これまで以上に厳しい状況です。
5月下旬以降、国連やNGOの活動が実質上できなくなる一方で、米国とイスラエルが主導した「ガザ人道財団」が食料の配給を始めました。食料を求めて、数十キロの道のりを徒歩で南部の配給所まで来た人々が、多く銃弾に倒れ、あるいは手ぶらで帰らざるを得ない状況も生まれています。
「食料を武器としている」と国連も非難をしていますが、6月中旬までに300人以上がこの物資配布の周辺で死亡したと報じられています。
当会でも、燃料が不足したため、給水は6月第1週で中断せざるを得なくなりました。
しかし、提携団体アトファルナと協力している炊き出しのほうは、おかげさまでいまも継続できています。6月初めには「巡礼月」明けの「イード」(祭日)がありました。いまのガザでは祝祭日どころではありませんが、炊き出しでは伝統食を調理して提供し、人々に少しでも喜んでもらおうと頑張っているのです。
即時の停戦と物資の搬入再開がまずは実現することを強く願いながら、ガザの人たちが再び故郷を失うことがないよう、国際社会がガザを見捨てることがないよう、引き続きのご協力をお願い申し上げます。

(上写真)キッチン責任者・ハラさん「 なんとか野菜が入手できたので、ガザの伝統食であるソンマギーヤを作りました。イードを思い出してもらいたいので。アトファルナでは、あらゆるところから食材を集めて炊き出しを続けていますが、手に入らないものがほとんどです。」(6月9日)
(左写真)炊き出し支援をしているアトファルナキッチンでは、多くの聴覚障がい者が活躍しています
3月18日に一時停戦が破れて2か月が過ぎ、ガザの状況はこれまでになく厳しいものがあります。連日の爆撃によりすでに2,000人以上が犠牲となったと報告され、ガザの70%以上が退避勧告地域にされ、人々は再び着の身着のままで避難を余儀なくされているほか、3月2日以降は食料も燃料も医薬品も全ての物資搬入が完全に遮断されて、人口の90%以上が飢餓に瀕しています。
当会では、こうした状況下でも、安全の確保を第一としながら、5月14日現在も給水と炊き出しを継続しています。これは皆様のご支援の賜物です。ガザの人々の命をつなぐ活動を可能にしている皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
なお5月5日には、炊き出しの調理場所近くを通行していた車両が爆撃され、調理スタッフ5人が爆弾の破片で負傷しました。2人は聴覚障がいのある人たちで、そのうちの1人は身体的な傷だけでなく心理的にも大きな傷を負っています。また肩に大きな破片が入ったものの危険すぎて取り出せないスタッフもいて、利き手が使えないまま、いつか手術が可能になる日を待っています。それでも、負傷しなかったスタッフたちは、その日の炊き出しを待っていたすべての世帯に食事を届けました。また翌日だけは休んだものの、翌々日から炊き出しを再開しています。燃料や食料が底をつくのではないかという不安はぬぐえませんが、現場職員たちの安全を確保しながら、可能な限り支援活動を続けます。
5月15日は、77年前パレスチナ人たちが故郷を失った「ナクバの日」でした。即時の停戦と物資の搬入再開がまずは実現することを強く願いながら、ガザの人たちが再び故郷を失うことがないよう、国際社会がガザを見捨てることがないよう、引き続きのご協力をお願い申し上げます。
2025年5月17日

写真(5月4日 ガザ市)
パレスチナ子どものキャンペーンの支援活動にご協力いただき、心から御礼申し上げます。
3月18日、停戦が破られ、イスラエル軍がガザに大規模な空爆を開始しました。4月3日現在、戦闘再開からの17日間で1,100人以上が死亡し、3,000人以上が大きな傷を負っています。またガザ全体の65%の地域が「避難命令」となり、数十万人が行き場をなくしています。
ラマダン(断食月)が始まった3月2日以降、ガザへの物資の搬入は全面的に止められていて、人々は必要なカロリーの1/4しか摂取できていません。17か月以上の攻撃で5万人以上が犠牲となり、92%の建物が破壊され瓦礫の中で冬を過ごし、けがや病気、栄養障がいで苦しんできた人たちに、追い打ちをかけるようなこれ以上ない悲惨な状況が起きているのです。
皆様からのご支援のおかげで、当会では現在も、規模を縮小したとはいえ給水と炊き出し、配布、保健医療などの活動を続けています。燃料や食料が底をつくのではないかという不安はぬぐえませんが、現場職員の安全を確保しながら、可能な限り支援活動を続けます。
(2025年4月10日)

上写真)ガザ中部の母子保健診療所の待合室に押し寄せる人たち。扉の外にも多くの人が並んでいる。仕切りの中は診察室。多くの子どもが病気や栄養障がいを抱えている(4月8日)
下写真)炊き出しにも人が押し寄せている(ガザ市内)。
食材が乏しくなってトマト味のライスだけになった。燃料が枯渇し家では煮炊きできない人も増えた(4月2日)

また、ガザで保健診療を続けている医師から届いた
日本の皆さまへのメッセージをご紹介します。
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日本の皆さん、ご心配いただきありがとうございます。
状況は日に日に悪化し、生活は耐え難いものになっています。戦闘機が空を離れず、次はどこが空爆されるのか、今日を生き延びられるのか、絶え間ない恐怖の中で暮らしています。
昨日ラファの様子を聞きました。容赦ない攻撃を受け、何万人もが避難を余儀なくされ、家族は引き裂かれ、母親は瓦礫の中で必死に子どもを探し、無数の人々が行き場を失った。これは私たちの毎日です。
私たちはすべてを奪われた。家を失い、持ち物を失い、愛する人を失った。生き残っても、食料も水も衣服もなく、過密状態の避難所に詰め込まれている。病気、飢えが蔓延し、毎日が前にも増して苦しみをもたらしている。まるで、私たちの存在そのものが罪だとされているかのようだ。
ラマダンの終わりが近づき、まもなく世界中のイスラム教徒がイードを祝う。しかしここでは祝う余裕などない。殺戮が止むことがないため、死者を悼むことすらできないのだ。(2025年3月24日)
パレスチナ子どのキャンペーンの支援活動にご協力いただき、心から御礼申し上げます。
レバノンでは、昨秋の侵攻の被害を受けた脆弱な難民世帯に食料を配布しました。

ガザでは、非常に多くの人々がガレキとなったガザ市や北部、南部などに戻っています。しかし恒久的な停戦合意が進まない中、ラマダンが始まった3月初めより食料や物資、燃料の搬入、水供給などがイスラエル軍によって止められ、人々の生活はこれまで以上に厳しくなっており、イスラエル軍の散発的な攻撃で犠牲者が増えはじめています。また、3月18日、イスラエル軍がガザに大規模な空爆を開始したと報じられ大変深刻な状況です。

皆様からのご支援のおかげで、当会では昨日まで給水と炊き出し、物資配布、保健医療、子ども支援などの活動を続けてきました。燃料や食料が底をつくのではないかという不安はぬぐえませんが、可能な限り支援活動を続けます。季節の変わり目、どうぞご自愛くださいませ。
2025年3月18日 認定NPO法人 パレスチナ子どものキャンペーン
※ガザの最新状況と支援活動はYouTubeで毎週お知らせしています。

1月19日に一時停戦が発効したガザでは、1月27日から中部や
50万人以上がガザ市や北部に徒歩で帰還しています。
92%の家屋が破壊されており、ほとんどの人が想像以上の破壊状
それでも膨大な数の家族が自分の家や土地に戻っているのです。
昨日、トランプ米大統領はガザ住民の移送に言及するなど前途多難
人々は瓦礫の中でもガザにとどまるという強い意思を見せています
ガザ北部での物資不足は続いています。またインフラが破壊されて
テントを張る土地もないなど、北部に戻った人たちにはこれまで以
当会では、昨日よりガザ市での給水活動を開始しました。
またその他の支援も近日中に開始予定です。
一時停戦がいつまで続くのか、その後はどうなるのかという不安、
影響に加えて、ガザが一息ついた一方で、ヨルダン川西岸への軍事
先行きは見えませんが、引き続きのご支援、ご協力をよろしくお願
*最新情報はYouTubeやSNSでも随時報告しています。ぜひチャンネル登録やフォロー、メルマガ登録をお願いいたします。
*YouTube ガザNEWS https://youtu.be/qNWjncwamuA?si=bxVkL1N0v6pUdFqq

寒中お見舞い申し上げます。新しい年をお健やかにお迎えのことと存じます。
先月はご寄付をいただきありがとうございます。パレスチナ子どのキャンペーンの支援活動にご協力いただき、心から御礼申し上げます。ご寄付はご指定の使途で活用させていただきます。
1月16日には人質解放と一時停戦、物資搬入のニュースが流れて、少しほっとしているものの、ガザでの未曽有の人道危機は二度目の冬を迎えています。犠牲者は4万6000人を超え、病気や栄養障がいでの死亡者は20万人に達すると予測されています。また冷たい雨が降る季節、テントは水浸しです。
この停戦の知らせが本格的な停戦に結びつくよう、これ以上人々の犠牲が増えないよう、現地の人たちはもちろん、世界中が切望しているところです。
ご支援のおかげで、ガザでは現地職員と提携団体が奮闘して、年末年始も給水活動と炊き出し、子ども支援を続けました。
物が入手しづらく、炊き出しはご飯やパスタなど主食中心になり、おかず内容は乏しくなってきましたが、多くの子どもたちの命綱となっています。
※人々の様子や活動詳細はホームページやFacebook、YouTubeなどをご参照ください。
年次報告や会報は、ホームページからもご覧になれます。なお、1月14日に実施した
オンライン報告会は、今後視聴いただけるよう予定しています。
寒い時期、どうぞご自愛くださいませ。
2025年1月 認定NPO法人 パレスチナ子どものキャンペーン

ガザでの未曽有の人道危機は二度目の冬を迎えています。理不尽な攻撃が続くなか、犠牲者は4万4000人を超え、病気や栄養障がいでの死亡者も18万人に達すると予測されています。
人々の命を守るためには何よりも即時停戦ですが、状況は悪化するばかりで終わりのない人道危機が続いています。
ガザ北部とガザ市では連日大規模な攻撃が続き、日々犠牲者が増え続けています。「退避地域」と指定されている中部でも攻撃は続いていて、密集地域へも攻撃が迫っています。
また、北部は全く物資が入らない状況があり、100万人以上が避難をしている中部でも物資不足が深刻化し、価格の高騰も驚くべきです。またレバノンへの攻撃は「停戦」となったものの相変わらず爆撃が継続されています。
そうした中でも、ご支援のおかげで、ガザでは現地職員と提携団体が奮闘して毎日の給水活動と炊き出し、子ども支援を続けています(写真)。ともかく物が入手しづらく、炊き出しはご飯やパスタなど主食中心になり、おかず内容は乏しくなってきましたが、多くの子どもたちの命綱となっています。
ガザでの未曽有の人道危機は400日を超え、二度目の冬を迎えています。理不尽な攻撃が続くなか、犠牲者は4万3000人を超え、病気や栄養障がいでの死亡者も18万人に達すると予測されています。
人々の命を守るためには何よりも即時停戦ですが、状況は悪化するばかりで終わりのない人道危機が続いています。ガザ北部とガザ市では連日大規模な攻撃が続き、日々犠牲者が増え続けています。
「退避地域」と指定されている中部でも攻撃は続いていて、密集地域へも攻撃が迫っています。
また北部は全く物資が入らない状況があり、100万人以上が避難をしている中部でも物資不足が深刻化し、価格の高騰も驚くべきです。またレバノンへの攻撃も続き80万人以上が避難生活を送っています。
そうした中でも、ご支援のおかげで、ガザでは現地職員と提携団体が奮闘して毎日の給水活動と炊き出し、子ども支援を続けています。ただ、ともかく物が入手しづらく、炊き出しはご飯やパスタなど主食中心になり、おかず内容は乏しくなってきました。
また、レバノンも物資配布が開始できました。

明るい話題をご紹介します。電気も物もない中ですが、ガザのアトファルナろう学校では、一緒に退避をしている障がい者たちと物づくりを継続しています(上の写真)。電気が早くつくようにという願いも込められています。一日も早い停戦が実現し、こうした作品を日本でもご紹介できたらと思います。
寒さに向かっている時期、どうぞご自愛くださいませ。

ガザの人道危機が10か月を超えました。
39,667人以上の犠牲者と9万人以上の負傷者、1万人以上の
中東全体の情勢悪化の一方で、ガザ現地の報道が減り、犠牲者が増
現地職員やパートナー団体の奮闘で、当会ではガザで炊き出しや給
昨日は、ガザ市と北部、中部で、食料配布を実施しました。
ガザ市と北部ではヨルダンで調達してガザに入れた食料(油や砂糖
中部ではガザ内で調達した物資(野菜や油、調味料、缶詰など)。

国連人道支援室(UNOCHA)によると、ラファへの地上侵攻が始まった5月6日以降、ガザに物資を搬入したトラックの台数は、急激に減っている。5月3日340台、4日290台、5日128台だったが、それ以降は0台の日が続き、一番多かった5月31日でも74台だった。
6月の合計は234台でしかない。これは、戦闘が始まった昨年10月以降で、10月に次ぐ少なさである。
その結果、急激に健康、栄養状態が悪化している可能性が高い。
WHO-FAOはガザを世界的な"飢餓 Hotspot"とした。ガザでは人口の100%が食糧危機状態で50%が壊滅的な危機としている。また、子どもの9割が1日1食と推定されている。


エジプトからようやく入った飲料水と毛布を急いで配布しています。
ガザでは水の汚染と塩化が進んでいて、井戸水さえ飲むことができないため、きれいなミネラルウォーターは特に病気の人や乳児に重要です。
また海に近い砂浜でのテント生活は、夜気温が急激に下がるので、
間に合わなかったと思った毛布は十分に役立つそうです。
ラファへの大規模侵攻が迫り大変心配な現在、
子どもたちの屈託のない笑顔に胸が痛みます。
#即時停戦 #ガザ #飢餓 #パレスチナ #人道支援活動 #人道危機
*ガザ緊急支援募金はこちら https://congrant.com/project/ccpjapan/9248/
*オンライン報告会など団体ホームページはこちら https://ccp-ngo.jp/
*YouTube「ガザ速報」随時配信中 https://youtu.be/0TySoH3BR9o
