【活動現場からの報告】ナワール児童館の今

2020年

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスですが、現在パレスチナ全体では感染者560人(死者2名)うちガザでは20人の感染が確認されました。

ガザは厳しい封鎖下で人の出入りが厳しく制限されているため、比較的感染が抑えられていますが、
医療設備が整っていないため、万一感染爆発がおこったら甚大な被害が予想されます。
そのガザのナワール児童館から、レポートが届きましたのでお知らせいたします。

【活動現場からの報告:ナワール児童館の今】
新型コロナウィルスは、ガザ地区南部にあるナワール児童館の活動にも大きな影響をおよぼしています。
一ヶ月ほど児童館は閉鎖していましたが、4月末頃から少しずつ再開しています。
感染予防のため、児童館に来る子どもたちの数は週20人に制限しており(通常、約300人程度)、母親ワークショップも同様に20人以下にして、屋外で実施するなどリスクを極力減らすよう気をつけています。

こうした制限が多い中で子どもたちの活動をフォローアップするスタッフはとても大変ですが、その努力もあって子どもたちは自宅でできる活動を楽しんでいました。
また、家でも活動をすることで、家族が積極的に子ども達に関わることができたのは大きな収穫でした。
今年は、毎年恒例となっている児童館での「イフタール(ラマダンの夕食会)」もできませんでしたが、その代わりに各家庭に食料品を提供しています。

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