シリア難民、パレスチナ人シリア難民の9割は「極度の貧困」状態

2022年

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レバノンにはシリア難民のためのキャンプはありません。仕事がなく家賃が払えないため、山間部のテントやバラックで生活をする家族もいます。こうした難民の状況は報道されることも少なく、世界から忘れられ、国連機関などの支援金も年々減少しています。

 限界まできている難民の暮らし

 「先が見えず、もう限界だ」という声を聞きます。

今日よりも明日は良くなる、その希望が少しでも見出せるのであれば、「今日をがんばろう」という気持ちになれます。しかし、状況がよくならず、今の苦しい生活があとどのぐらい続くのか、どうなっていくのかという不安に苛まれて、ストレスから心身を病んでしまう方も少なくありません。

また最近は、新型コロナウイルスだけでなく、「コレラ」の流行も報じられています。

11月上旬に訪問したレバノン山間部のテント暮らす難民家族の声をご紹介します。

「食事は1日1食です。借金を重ねて生きています。
 9人子どもがいて、上の2人は通学していません。
 1番下の子は乳飲み子ですが、妻は母乳も出ません。
 おむつも買うことができません。
 死にたいと自殺を考えましたが、できませんでした。」(ムハンマドさん)

多くの方にこの現状を伝えるために、また難民の子どもたちに生きる力と食料を届けるために、この年末もクラウドファンディングを実施します。

クラウドファンディングはインターネットによる募金で、特にこれまで当会の活動を知らなかった新しい方たちに広げることを目指しています。

今回は学生や、グループでも協力しやすい寄付金額やリターン内容を設定しました。

情報拡散やSNSでのシェアなどでもご協力していただくことができます。
ご支援いただいている皆さまと一緒に盛り上げていければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

【クラウドファンディング】
過酷な環境で暮らすレバノンの難民の子どもたちに
越冬のための食料を!

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■目標金額:150万円
■募集期間:
2022年11月29日(火)開始予定
~2022年12月31日(土)
■詳細ページ:https://readyfor.jp/projects/ccpjapan2022
■団体名:認定NPO法人パレスチナ子どものキャンペーン

*SNSでのシェアもぜひ、よろしくお願いします。
Facebook: @CCP.JAPAN Twitter: @ccp_ngo