レバノンでの食糧配布
9月中旬から下旬にかけて、レバノン山間部でパレスチナ人シリア難民を中心とする1500世帯に食料配布を実施しました。人々の困窮状態がさらに悪化する中での支援は大変に喜ばれました。10月にはベイルートなど各地の難民キャンプで次回の食料配布を予定しています。
レバノンでは、新首相に指名されたアディブ氏が組閣できずに指名を辞退し、その結果、経済危機がさらに悪化しています(レバノンの通貨ポンドは対米ドルで大幅に下落)。また新型コロナウイルスの感染も拡大しロックダウンが続くものの、感染者は9月末で4万人近くに達しました。パレスチナ難民キャンプでも感染が拡大し、ほとんどの人が職を失い、困窮状態が続いています。その結果、抑うつ状態の人が増え、また家庭内暴力や虐待なども増えているため、心理サポートの研修を受けたソーシャルワーカーたちが各家庭を訪問し、家族の相談に乗って問題解決を支援しています。