【レバノンからの報告】食糧・燃料配布実施中

2020年

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秋の訪れを告げる降雨は遅かったものの、11月に入ると豪雨に見舞われ、12月5日には半世紀ぶりにベイルートで雹が降るなど、この冬も厳しい寒さが予想されています。

経済危機やコロナ禍、そして8月の爆発事故により危機的な状況にある人々の暮らしを支えるため、今年はベイルート、山間部、北部、南部のパレスチナ難民3,000世帯に食糧パッケージを配布しました。シリアから逃れてきた家族や、ひとり親世帯や父親が病気で収入のない世帯がほとんどです。食事時間をずらすなどして一日二食で済ませるなど皆さん必死で生きていますので、食糧支援で一息つくことができたとほっとしていました。

冬場の冷え込みが厳しい山間部では、12月第2週に、シリアから逃れてきた家族を中心に生活苦にある800世帯に約2週間分の暖房用燃料を届けました。1月にはさらに別の山間部の700世帯に燃料を届ける予定です。

物資支援を届けた4,500世帯は、レバノンに暮らすパレスチナ難民のおよそ一割に相当します。日本も大変厳しい中にもかかわらず、苦闘しているパレスチナ人の家族に共感を寄せていただいた皆様のご支援に心より御礼申し上げます。

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