レバノンでの食料配布と障がい者支援

2021年


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コロナの感染拡大により1月14日からレバノンは再度ロックダウンに入りました。今回は大型のスーパーも閉まるため、駐在員も買物に行ったらパンや肉が品切れ状態だったと報告しています。難民キャンプ内も同じ状態で、その日暮らしの人々の生活が大変心配されます。イスラエルでも感染拡大が深刻な問題となっていますが、米国製薬会社と高値で契約し優先的にワクチンを入手してすでに2割以上の国民が1度目の接種を終え、近日中に2回目の接種を受ける予定とか。しかしパレスチナ自治区の方はいつになるか分からないWHOからの供給を待つばかりです。

【レバノンでの食料配布と障がい者支援】

レバノン北部に引き続き、南部のパレスチナ難民キャンプで年末に約1,000世帯に対して食料配布を行うことができました。厳しい生活を送る家族に新年を少しだけ笑顔で迎えてもらうことができてほっとしています。皆様のご協力に感謝いたします。

また当会では、昨年8月にベイルートで起こった大爆発事故の被害を受け、レバノンの障がい者団体と協力し支援を開始しています。事前調査によると、この爆発事故により約1,100世帯の障がい者家庭が被災し、新たに200人以上が障がい者になりました。経済的な理由から、必要な医療サービス等にアクセスできておらず、被災した障がい者家庭の97%が「食料の確保すら困難」と回答しています。当会の支援活動では、半年間で約100人にリハビリや心理サポート、補助装具・衛生用品等のサポートを行います。詳しくは今後お知らせしていきます。