シリア内戦から10年以上が経過した今もレバノンには100万人を超えるシリア難民と、1948年以来20万人のパレスチナ難民が避難生活を続けています。
その多くは帰れる場所がないだけでなく、人口の2割が難民というレバノンでも厳しい生活を送っています。
レバノンとイスラエルの戦争の危機が高まる中、報道されることが少ない現地の状況や今後について、また、経済危機や通貨危機が続くレバノンで、私たちが行っている支援活動について報告します。
【タイトル】 レバノンの難民問題と支援活動
【日時】 2024年7月13日(土)14:00-16:00
会報誌サラーム129号(2024年5月25日発行)をアップしました。現在のガザの状況や支援活動の詳細を中心に構成しております。ぜひご覧ください。
1P:表紙・目次(PDF143KB)
2-3P:ガザ支援活動報告(PDF327KB)
4-6P:子ども、大人の経験と思いを聴く、追悼:ハーシムさん(PDF511KB)
7P:日本でのアドボカシー活動、ヨルダン川西岸・レバノン・トルコでの活動(PDF166KB)
8P:忘れないで、あきらめないで(PDF429KB)
本日(6月13日)衆議院本会議で、
「ガザ地区における人道状況の改善とすみやかな停戦の実現を求め
が賛成多数で可決されました。
国会の中継録画は以下から
https://www.shugiintv.go.jp/jp
昨年来、私たちいくつものNGO団体が共同で、与野党の国会議員
た結果です。また、「超党派人道外交議員連盟」の皆様のご理解の
現地状況はますます悪化の一途をたどっていますが、日本社会が停
に向けてより積極的な動きをする一歩となることを切に願っていま
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ガザ地区における人道状況の改善と速やかな停戦の実現を求める決
(第二一三回国会、決議第四号)
イスラエルとハマス等のパレスチナ武装勢力との間では、武力衝突
昨年十月七日のハマス等によるイスラエルに対するテロ攻撃が発生
本院は、人質の解放が実現するよう、そして人道支援活動が可能な
また、未だ多くの人々が身を寄せるガザ地区南部ラファにおける全
政府においては、本院の意を体し、人質の解放と停戦が実現するよ
右決議する。
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救急外科医になる夢を叶えるためにガザ地区に留学したイタリア人医学生の
葛藤や成長を描いた、2021年制作のドキュメンタリー映画の上映会を開催します。
当日は、団体スタッフによるトークもあります。皆様のご参加をお待ちして
います。
映画『医学生 ガザへ行く』上映会&トーク
日時:2024年6月23日(日)14:00-16:30
会場:東京大学駒場キャンパス 18号館ホール(東京都目黒区駒場3-8-1)
会場へのアクセス:京王井の頭線「駒場東大前駅・東大口」下車、東大正門から徒歩約5分 *東大構内の地図はこちら
参加費:無料
お申し込み方法:事前のお申し込みが必要です。
お申し込みはこちら(Passmarket)からお願いします。
Yahoo Japan IDをお持ちでない方は、事務局までメール(event@ccp-ngo.jp)またはお電話(03-3953-1393)にて「お名前、お電話番号、ご参加人数」をご連絡ください。
上映作品『医学生 ガザへ行く』
監督:チアラ・アヴェザニ、マッテオ・デルボ/88分/スペイン/2021年/ドキュメンタリー
#ガザ #映画 #トークイベント
©️2021 Arpa Films
皆様のご協力のおかげで、パレスチナ子どものキャンペーンでは、
・ 1月5日より毎日、1200人以上への炊き出しを継続
・ 12月後半より毎日、6000リットルの給水支援(300世帯分
・ 障がい者世帯や脆弱な500世帯への食料配布・衛生用品などの物
・ 脆弱世帯への電子マネーによる現金給付を実施(300世帯以上)
・ 南部と中部の複数の避難所で子ども支援と家族のケアを継続中(毎
・ 12月より毎日診療所での診療を継続(妊婦、乳幼児、その他の住
なお、イスラエル軍の攻撃が激化しているため、5月7日以来ラフ
写真 上:炊き出し 下:ガザ市内での医療支援(5月)
上川 陽子 外務大臣
一刻も早いガザ停戦に向け、さらに強い働きかけを求めます
昨年10月7日のイスラエルによるガザ侵攻から7ヶ月が経過した5月7日、イスラエルはガザ南部のエジプトとの国境にあるラファ検問所を含むラファ東部の一部地域を制圧しました。前日の5月6日には、パレスチナの武装勢力の攻撃を理由にケレム・シャローム検問所も閉鎖され、ガザの人たちにとって命綱である人道支援の要所となる2つの検問所へのアクセスが拒否されています。
5月6日のイスラエルによるラファ東部からの避難勧告は、エジプトにおける関係各国による停戦交渉の様子を見守っていたガザの人びとのわずかな希望をも打ち砕くものでした。10月7日以降たびたび発せられてきたイスラエルによるガザ市民の「強制移動」は明らかな国際法違反です。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、ラファ東部には9カ所の避難所、3つの診療所や6つの支援物資を保管する倉庫があり 、ラファ検問所は燃料の唯一の搬入口でもあるため、これらの地域がイスラエルに占拠されることは、ガザの市民の保護や生命の維持に重大な影響をもたらすことを意味します。さらにラファ検問所の閉鎖は、ガザの人たちが安全を確保するためにエジプトや第三国に避難する権利をも奪うことになります。
イスラエルにより移動が制限されているガザ北部では、食料をはじめとした支援物資の搬入が困難を極め、深刻なレベルの栄養失調が発生しています。3月5日の時点でガザ北部の病院を訪問したWHOのテドロス事務局長は子どもが餓死している状況を確認したと自身のSNSに投稿しています 。そして、ラファ検問所の閉鎖は、ガザ北部で起こっているこれらの状況がガザ南部でも確実に起こることを示唆しています。UNICEFも「(ラファが)長期にわたって閉鎖された場合、支援機関がガザ地区全体の飢饉を回避することは難しい」 と述べています。
10月7日以前からガザの市民の8割は支援なしでは生活できない状況でした。今は100%に近い人たちが支援なしで命をつなぐことが不可能な状態です。特に、ガザの人口の47%を占める子どもたちの死が目の前に迫っていることは想像に難くありません。今ガザで発生している飢饉ともいえる状況は、干ばつなどの天災ではなく、人為的なものであり、完全に防ぐことができるものです。イスラエルによるラファの地上侵攻が本格的に始まれば、人道支援を継続することは不可能になります。この現状に対して何もしないということは、国際法の理念や法の支配による国際秩序を諦め、ガザの人びとを見捨てることに他なりません。
私たちはパレスチナに関わる団体として、ガザ全土で予想される飢餓の回避と、一刻も早い「恒久的停戦」のために、イスラエル政府を含む関係者に対して具体的な外交努力をさらに行うことを強く要請します。
2024年 5 月 8 日
特定非営利活動法人国境なき子どもたち
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター
特定非営利活動法人パルシック
特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
中東研究者有志アピール呼びかけ人
ラファへの攻撃が始まり、ガザ南部での犠牲者と被害の拡大が心配
今回の報告会では、その破壊状況について、衛星写真を使って分析
またガザの最新の状況、、私たちの支援活動についても報告します
渡辺教授は、昨年10月以降に撮影されたガザの衛星写真を、それ
【タイトル】 衛星写真・データで読み解くガザの「現在」
【日時】 2024年5月28日(火)19:30-21:00
【お話】
渡邉英徳氏(東京大学大学院情報学環教授)
指原佑佳氏(東京工業大学大学院生)
手島正之(パレスチナ子どものキャンペーン)
【オンライン】ZOOM
【参加費】無料
【ご参加方法】お申込みは、こちらをクリック!passmarketからお申し込みいただけます。開催日前
*ご参加には、インターネットにつながるパソコンやタブレット、
【講師プロフィール】
渡邉英徳(わたなべ・ひでのり)/1974年生。東京大学大学院
情報デザインとデジタルアーカイブを研究。首都大学東京システム
博士(工学)。「ヒロシマ・アーカイブ」「忘れない:震災犠牲者
指原佑佳(さしはらゆうか)/2000年生。東京大学農学部学士
田中事務局長が映画『医学生 ガザへ行く』上映会&トークイベントに登壇します。
10.7以前のガザのリアルな日常が垣間見れます。
日時:2024年4月24日(水)19:00-21:15
場所:日比谷コンベンションホール
参加費:2,000円 学生1,000円
ガザでの人道支援活動へご協力ありがとうございます。
ラマダン(断食月)にはいったものの、停戦合意はいまだなされず
ガザの人口の約80%である170万人以上が強制的に移動させら
そのような状況下、現地では今日も爆撃の隙間をみながら当会現地
【タイトル】オンライン報告会「ガザ・6か月におよぶ人道危機と
【日時】2024年4月5日(金)20:00-21:00
【オンライン】ZOOM
【参加費】無料
【ご参加方法】お申込みは、こちらをクリック!passmarketからお申込みください。ご参
*ご参加には、インターネットにつながるパソコンやタブレット、
上川 陽子 外務大臣
UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)現地職員の複数名がイスラエル側への攻撃に関与したとされる問題を受け、米国や欧米諸国の決定に追随する形で1月29日、日本政府がUNRWAへの3,500万ドルの追加拠出金を一時停止することが発表されました。私たちは、この決定の即時撤回を要請します。
昨年10月7日以降、約4ヶ月にわたる前例のない規模の空爆および地上侵攻の結果、パレスチナ保健省によると1月29日現在、ガザ地区では26,000人以上が死亡し、65,000人以上が負傷、8千人以上が行方不明となっています。イスラエル軍の通告により、ガザの人口の約80%である170万人以上が強制的に移動させられ、過酷な状況での避難生活を強いられ、食料、水、医薬品などの確保が非常に困難になっており、不衛生な環境下での感染症、飢餓に晒されている現状はまぎれもない人道的大惨事です。
この状況を受け、1月26日にオランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルにジェノサイドを防止するためのすべての措置を講じるよう暫定的措置を命じたことに対して、上川外務大臣がいち早くICJの役割に支持を表明し、暫定措置命令は「誠実に履行されるべきもの」と発表された談話(1月27日)を、私たちは強く支持します。一方、UNRWAへの拠出金停止という決定は、ガザの人びとの生活条件を破壊し、現在求められているジェノサイド防止のためのあらゆる措置に反するものであり、人道的な支援提供を確保するために迅速で効果的な措置をとるよう求めるICJの命令にも明らかに違反しています。
UNRWAはパレスチナ難民支援の中核を担ってきた組織ですが、今回の空爆により、少なくとも152人の職員が亡くなり、145のUNRWAが運営する避難所が攻撃されました。そして現在も155の避難所を運営し、生きるために必要な支援を人々に届けています。UNRWAは、ガザの人々にとって最後の命の砦であり、資金提供を停止することは、すでに危機的状況に置かれたガザの人々の命を奪うことに等しい行為です。
攻撃への関与に関する調査の実施については支持する一方、3万人の職員のうち一部の個人の関与を理由に、ガザの人々全体に対する人道支援継続を危機に陥れることは、国際法違反の集団的懲罰に該当する可能性があります。
私たちは、ガザの一般市民がこれ以上犠牲にならないよう、恒久的な停戦を訴え続けてきました。しかし、4ヶ月が経つ現在も毎日数百人が命を奪われ、そして生存している人々にとっても環境は日に日に過酷になっています。これ以上ガザ地区の一般市民が追い詰められることがあってはなりません。一刻も早くUNRWAへの拠出金の一時停止を撤回してください。
2024年1月31日
特定非営利活動法人国境なき子どもたち
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター
特定非営利活動法人パルシック
特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
中東研究者有志アピール呼びかけ人
今年で第31回目を迎える西日本最大!世界につながる国際協力のお祭り「ワン・ワールド・フェスティバル」に出展いたします。写真での活動報告やパレスチナ刺繍製品などの販売を行います。お近くの方はぜひお越しください。
【イベント概要】ワン・ワールド・フェスティバル https://onefes.net/
【開催日時】
2024年2月3日(土)10:00-17:00
2024年2月4日(日)10:00-16:30
【会場】梅田スカイビル/タワーウエスト3階ステラホール(大阪市北区大淀中1-1-88)
【ブース番号】35番