「ガザ地区における人道状況の改善とすみやかな停戦の実現を求める決議」 が賛成多数で可決

お知らせ

日本政府によるUNRWAへの資金拠出一時停止の撤回を求めます (2).png本日(6月13日)衆議院本会議で、
「ガザ地区における人道状況の改善とすみやかな停戦の実現を求める決議」
が賛成多数で可決されました。

国会の中継録画は以下から
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=55296&media_type=

昨年来、私たちいくつものNGO団体が共同で、与野党の国会議員に働きかけてき
た結果です。また、「超党派人道外交議員連盟」の皆様のご理解のおかげです。

現地状況はますます悪化の一途をたどっていますが、日本社会が停戦と人道支援
に向けてより積極的な動きをする一歩となることを切に願っています。

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ガザ地区における人道状況の改善と速やかな停戦の実現を求める決議案 
(第二一三回国会、決議第四号)

イスラエルとハマス等のパレスチナ武装勢力との間では、武力衝突と停戦が長年にわたり繰り返されている。
昨年十月七日のハマス等によるイスラエルに対するテロ攻撃が発生し、ガザ地区での戦闘が始まってから、約八か月が経過した。戦闘が長期化する中で、子供や女性、高齢者を含む多くの死傷者が発生するなど、ガザ地区は危機的な人道状況にある。

本院は、人質の解放が実現するよう、そして人道支援活動が可能な環境が持続的に確保されるよう、即時の停戦を求めるとともに、それが持続可能な停戦に繋がるよう強く期待する。
また、未だ多くの人々が身を寄せるガザ地区南部ラファにおける全面的な軍事作戦に反対するとともに、人道支援活動が阻害されることのないよう求める。

政府においては、本院の意を体し、人質の解放と停戦が実現するよう、関係国とも緊密に連携しつつ、国際連合安全保障理事会やG7の一員として環境整備に取り組むよう求める。引き続き、ガザ地区の人道状況の改善、事態の早期沈静化のために格段の外交努力を払うべきである。

右決議する。
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