国連事務総長の声明(NY、2018年5月14日)

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パレスチナ、特にガザの状況に心を痛めている方たちが多いと思います。現地状況については、今後お知らせしていくつもりですが、まずは国連事務総長の声明を共有します。

国連事務総長の広報官からパレスチナ自治区に対する表明

以下は、広報官を通じたパレスチナ自治区に対する国連事務総長の声明です。

国連事務総長はパレスチナ占領地で非常にエスカレートしている暴力行為、ガザ地域で多くのパレスチナ人が死傷している事態に対して心から憂慮しています。

イスラエル治安部隊には実弾の使用を最大限抑制するように求めます。ハマスと今回の抗議活動の主導者にはすべての暴力行為と挑発行為を抑制する責任があります。

緊迫した状況で更なる抗議活動が近日中にも起こると予想されますが、すべての当事者は、民間人や特に子どもたちが傷つき犠牲をとなることがないよう、一層の自制をすることを緊急に求められています。

病院からは必須の医療用品、薬、器具などがすでに不足しているとの報告が入っています。こうした緊急性の高いニーズに対して、また人道的な財源支援や病院へのアクセスの改善などをすぐに満たす必要があります。

進行中の暴力に対しては早急な政治的解決が早急に求められています。国連事務総長は繰り返し、共にエルサレムを首都とし、パレスチナとイスラエルが隣り合って平和に共存するという二国間解決以外に実現可能な選択肢はないと表明しています。

ファルファン・ハク、国連事務総長副広報官

ニューヨーク、2018年5月14日