またも繰り返されたガザへの爆撃

CCP JAPAN

8月5日から7日にかけて、イスラエル軍とガザの武装勢力の間で武力衝突が起きました。今回の衝突は、8月初めにヨルダン川西岸のジェニンで、イスラエル軍がパレスチナの武装勢力の「イスラム聖戦派」幹部を逮捕し、それに対してイスラム聖戦派が反撃を宣言して緊張が高まる中、イスラエル軍がガザを閉鎖し、5日にガザ市内のビルを空爆したことで始まりました。

報復としてイスラム聖戦派はガザからロケット弾を発射し、その報復としてイスラエル軍が空爆。応酬は3日間続き、7日夜中に停戦が発効するまでに、イスラエル軍は147回の空爆を行い、イスラム聖戦は1100発のロケット弾をイスラエル領内に向けて発射しました。

現在もまだ、ガザでは混乱状態が続いています。3日間とは言え、今回もガザの一般市民の被害は甚大でした。ガザ市中心部、南部の難民キャンプなどがイスラエル軍の爆撃を受けて、死者46人(うち16人が18歳以下)、360人が負傷(151人が18歳以下、58人が女性、19人が高齢者)しました(イスラエル側では70人が負傷)。

ガザでは18棟のビルが全壊し、学校3校、病院2棟、住宅1,657棟が損壊しました。またガザ最大の発電所は燃料が底をつき完全に送電が止まり、ようやく8日に送電が始まりましたが、いまでも長時間の停電が続いています。

2007年のイスラエル軍によるガザ地区封鎖以降、こうした攻撃が繰り返され、昨年5月にも大きな空爆があり、多くの犠牲が出たばかりです。そのたびに多くの一般市民や子どもたちが犠牲になり、生活基盤が奪われています。

支援活動を続けている当会の現地スタッフは、幾度となく同じ経験をし、その度に同じことが繰り返される状態に焦燥感を持っています。

「戦争が起きて生活が破壊され、人道支援によって復興活動が行われる。そして復興の半ばで、また次の戦争が起こる。この先も、同じようなことが起きるとしか想像できないのです。いずれは自分や家族もまきこまれて命を落とすことになるだろうと不安です。誰かが恣意的に起こす戦争に巻き込まれる以外に選択肢が
ないのです。それをわかっていながら次の戦争を待つしかないのです。」

私たちはいかなる軍事行動や暴力に対して、これを強く非難し、人々の生命が守られ尊厳が回復されることを訴え続けます。

ガザでの戦争が繰り返されることがないように、イスラエル政府、パレスチナ自治政府、そして日本政府を含む各国政府に対して、実効性がある外交努力を求めます。